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無農薬で安心というイメージのあるオーガニック。
実は無農薬とオーガニックは違うということをご存知ですか?
無農薬は農薬を全く使用しない栽培方法で、オーガニックは有機質の自然由来の肥料や農薬は使っていいという栽培方法です。
それでは、ミツバチが採ってきた蜜源の植物がオーガニック栽培されていると、できたはちみつはオーガニックとなるのでしょうか?
今回はオーガニックはちみつについてお伝えします。
市販されているはちみつは試食ができないケースが多いので、皆さん、ラベルの表示や色を見て購入されると思います。
はちみつのラベルには、アカシア、レンゲ、マヌカ等の蜜源の種類とともに、「純粋はちみつ」や「天然はちみつ」「非加熱はちみつ」等と書かれています。
健康を気にする方、食への意識が高い方は「オーガニック」と書かれたはちみつを探したことがあるでしょう。
それは海外と日本のオーガニック認証の規格の違いによるものです。
はちみつの大分類は
1、ミツバチの採集する花の種類によるもの
2、加工されているかどうか
で分けて考えるといいでしょう。
ミツバチの採集する花の種類の数により、はちみつは単花蜜か百花蜜と呼ばれます。
ミツバチは色々な花が咲いていても、一つの花から蜜を採集したら、可能な限りその花のみを採集するという性質があります。
アカシア、レンゲ、オレンジ、ローズマリー、トチ等、置かれた巣箱の位置や咲いている花からどの単花蜜かわかります。一般的に1種類の蜜源の含有率が70%以上を単花蜜と呼んでいます。これは、定められた基準ではありませんが、一つの指針として用いられています。
百花蜜は複数の花を蜜源としているはちみつです。
日本に古くから生息しているニホンミツバチは野山に咲くいろいろな花蜜を集める習性があり、百花蜜のはちみつができます。
次に、加工されているかどうかです。
はちみつにはその加工処理により、
・純粋はちみつ
・精製はちみつ
・加糖はちみつ
という種類があります。
純粋はちみつは、ハチが作ったはちみつそのもの、何も混ぜられていないものです。
精製はちみつは、食品や飲料水に使いやすいよう香りや色を取り除いたもの。加工されているので、栄養素は壊れており、甘味を加えるという役割しかありません。
加糖はちみつは、未成熟のはちみつに加糖したもの。はちみつの含有量が60%以下を指します。
精製はちみつや加糖はちみつのような加工されているものは、本来のはちみつが持つ栄養成分は大きく損なわれおり、単なる甘味として考えた方がいいでしょう。
オーガニックは「有機の」という意味で、通常化学肥料や化学性農薬を使わず、有機肥料によって生産された有機農産物をいいます。
これは、食品の国際規格を定める国際食品企画委員会( =Codex Alimentarius Commission(コーデックス))によって定められた、農畜産業に由来する環境への負荷を低減した持続可能な生産方式を基準としています。
それによると、
1、有機農産物にあっては、堆肥等で土作りを行い、化学合成肥料及び農薬の不使用を基本として栽培する。
2、有機畜産物にあっては、有機農産物等の給与、過剰な動物医薬品等の使用の制限、動物福祉への配慮等により飼養
3、これらの生産に当たっては、遺伝子組換え技術は使用禁止。また、化学肥料や農薬の使用を最小限に抑えることを基本とする。
農林水産省「有機食品の検査認証制度について」
このようにコーデックス加盟各国は方針を準拠しオーガニックの定義を定め、国によって認定機関を設けています。
有機農法は自然由来の肥料や農薬なら使用してもいいのですが、落ち葉や家畜のフン、生ごみ、木酢液、米ぬか等なので、土壌が汚染される心配はありません。
買い物をする際、オーガニックの商品にするか、無農薬の商品にするか迷ったことありませんか?
オーガニックと無農薬は異なります。
有機・オーガニックは、化学肥料や化学性農薬を使わず、自然の恵みを生かした有機農産物や有機畜産物、またはそれらの加工品をいいます。
一方無農薬とは、農薬を全く使わない農作物の栽培方法です。
種まきをし、発芽後の生育中に農薬を使わない栽培が無農薬栽培といえるので、種まき前に土壌に化成肥料を混ぜたり、種子に化学処理を施している場合もあります。
そして、その場合の残留農薬については農薬使用のうちに含まれません。
しかし、消費者は無農薬栽培というと、一切の残留農薬も含まれないと誤認してしまうため、”無農薬栽培”等の表示をして販売することを禁止しています。 これは農林水産省の「特別栽培農産物制定に係るガイドライン」として制定されています。
普段、スーパーなどで買い物する際、目にする”有機JASマーク”。これは、上のオーガニックとはで先述したコーデックスガイドラインに準拠した制度である日本農林規格に基づいています。
有機JASの登録認定機関は、有機農産物の生産農家や加工食品の製造業者からの申請を受けたら、
・ 堆肥等による土作りを行い、播種・植付け前2年以上 及び栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、 原則として化学的肥料及び農薬は使用しないこと
・ 遺伝子組換え種苗は使用しないこと
この基準をポイントに書類審査と実地検査を行います。
栽培方法だけではなく、生産管理や生産管理記録の作成が適切に行われているかも確認し、最低1年に1回は調査を行います。
審査は厳正であり、手間と時間を要します。
そして、有機JASに適合した生産が行われていることを登録認定機関が認証した事業者のみ有機JASマークを貼ることができます。
これにより、私たち消費者は安心して「有機JASマーク」が書いてある農作物や食品を購入できるというわけです。
参考・農林水産省「有機食品の検査認証制度について」
地球環境と健康を意識する方ほど、はちみつもオーガニックを求めています。
高級スーパーやデパート、オーガニックショップ等に有機(オーガニック)はちみつを見かけるようになりました。
しかし、国産の有機JASマークのついたはちみつはありません。
それは日本でははちみつが有機JASの対象外となっているからです。
はちみつは分類として、”畜産食品”ですが、ミツバチが有機畜産物の対象となっていません。
1993年設立されたNPO法人のJONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)が、はちみつの有機認証をしていますが、有機JASに比べると認知度が少なく、現状あまり流通していないでしょう。
現在日本で流通してるほとんどのオーガニックはちみつは海外から輸入した、海外でオーガニック認証を受けたものです。
輸入品は、有機JASマークがなく「有機」「オーガニック」と表示しても違反とはならないからです。
しかし、なかには、海外の有機認証を受けたはちみつに、シロップなどを添加して作られた偽物のオーガニックはちみつもあるようです。
はちみつを購入する時は必ず信頼できる販売店で、商品のラベルを見て成分や製造者を確認しましょう。
人間とはちみつの歴史は古く、1万年以上昔からハチの恩恵を得ていたといいます。
スペインのアラニア洞窟に、紀元前6000年頃に描かれたはちみつを採る女性の壁画があります。
養蜂は5000年前のエジプトから始まり、地中海周辺から世界に広まっていきました。その頃には、満開の花を追ってミツバチの巣箱を移動させる移動養蜂も行われていました。
養蜂は5000年前のエジプトから始まり、地中海周辺から世界に広まっていきました。その頃には、満開の花を追ってミツバチの巣箱を移動させる移動養蜂も行われていました。
現代の養蜂業の形となる木製の枠に巣を作り、その巣板を遠心分離機で回転させながらはちみつを採る方式は1850年代に始まりました。これにより効率的にはちみつを採ることができるようなりました。
日本では飛鳥時代から養蜂が始まりましたが、定着するのは明治時代にセイヨウミツバチが輸入され近代化を迎えてからです。
というのも、日本に昔から生息しているニホンミツバチは体が小さく、採取できるはちみつの量が少なく、巣箱に定着せず逃げてしまうという習性があるからです。
また、ニホンミツバチは野山に咲くその時その時に満開の花の蜜を採ってくるので、百花蜜となります。
対して、セイヨウミツバチは体が大きく、多くの蜜を採れる上、巣の仲間通し同一の花の蜜を集める習性があります。この習性により単花蜜のはちみつができます。しかし、セイヨウミツバチでもその花が少なかった場合は、他の満開の花の蜜を採ってくることもあるので必ず単花蜜となるわけではありません。
もう一つ、日本と海外の養蜂は転地養蜂か定地養蜂の違いがあります。
今は減少していますが、日本で昔から行われきたのは転地養蜂です。
転地養蜂とは、花が咲く時期に南から北へ花の開花に合わせて移動しながら行う養蜂です。
例えばレンゲの蜜を求めて、九州からスタートし、北陸と東北を経て北海道へと移動しながらミツバチを放ちます。
ミツバチは巣板がいっぱいになったら新天地を求めて引っ越しをします。
そうなる前に新しい巣板を用意すればいいのですが、転地養蜂はトラックでの移動になるので荷物を増やすわけにいかず、余計な巣箱を乗せておけません。
そこで、巣板に蜜がある程度貯まり、ミツバチが蜜ろうで蓋をしている最中に巣板を回収し、遠心分離器にかけてしまいます。当然、はちみつはまだ熟しておらず、水分が多い状態なのでサラッとした薄味のはちみつになります。
一方、定地養蜂とは、ミツバチの巣箱を動かすことなく定位置で行う養蜂です。
海外ではこちらがスタンダードです。
ミツバチと巣板のバランスがよくわかり、巣板の補充もタイミングよく行うことができ、完熟したはちみつを採ることができます。
養蜂の盛んなニュージーランドでは、国の機関である役所から許可を受けた倉庫内でないとはちみつを採蜜してはいけないという厳格な規則があります。少しずつ巣箱を回収すると手間になるので、そのシーズンにできたはちみつをいっぺんに回収します。転地養蜂では見られない高く積み重なった跳び箱のような巣箱はその理由です。
海外の定置養蜂でできたはちみつははじっくりと時間をかけ完熟されるので、味の濃いはちみつになります。
日本も経験と技術を要する転地養蜂より、定置養蜂がスタンダードとなりましたが、昔からの早めに採蜜するという習慣が残り、国産は海外産に比べてサラッとした薄味のはちみつが多いようです。
日本でも食品販売店などでオーガニックという言葉が見かけられるようになりましたが、市場規模としては世界から見て日本はオーガニック後進国です。
日本はオーガニックに対して、安全だが価格が高いというイメージを持つ人が多く、野菜も見た目を重視し、曲がっていたり、虫食いがあるものを避ける傾向があるため、生産者も労力がかかる有機農法を選ばず、化学肥料、殺虫剤を使った慣行農業をしています。
オーガニック先進国はスイス、ドイツ、フランス、イタリア等のヨーロッパです。
国民一人ひとりのオーガニックに対しての意識が高く、環境保護、動物保護、自分と家族の健康のためにオーガニック商品を選んでいます。
オーガニック食品購入額はスイスが日本の28倍、フランス、ドイツが12倍と、日本はGDP3位ですがオーガニックに関しては圧倒的に出遅れています。
オーガニックはちみつとは、ミツバチが採ってくる花蜜の元となる植物が有機栽培されているということです。
ミツバチは片道2〜3kmの道のりを毎日20〜50回も往復しています。
巣箱を置いている周辺の農家が農薬を使った農業をしていたら、その花蜜にも化学性成分が含まれるのでオーガニックはちみつはできません。
そして、あまり知られてはいませんが、養蜂業はミツバチが病気をせず、より多くのはちみつが採れるようミツバチへ抗生物質を投与しています。一匹一匹注射で打つわけではなく、薬の入った餌となるシロップを置き、吸わせているのです。そのように作られたはちみつには当然、抗生物質の成分が混入しています。養蜂が盛んな国は投与されている可能性が高いでしょう。
ヨーロッパ、ニュージーランド、オーストラリアなどは法律によってはちみつの生産と販売を厳しく管理しています。
例えば、イタリアでは法律で巣箱の置き方やその材料、塗料、ミツバチの飼育方法まで規定があります。無農薬であることはもちろん、住宅圏外であること、工業施設や交通量の激しい道路から1㎞以上離れていることも条件となっています。
はちみつの年間消費量第1位のニュージーランドでは、はちみつを国の重要な資源とみなし、法律で管理しています。まず、世界のはちみつを輸入することを禁止し自国の養蜂業を守り、他国のはちみつが混ざることがありません。また、ミツバチへの抗生物質の使用禁止、採蜜する場所も役所の認証を受けた場所のみ、年に1回役所のチェックが入り、採れたはちみつも品質管理が徹底されています。
ドイツには、『はちみつ純正法』という食品法ではちみつの品質基準を定め、はちみつの糖度、酵素などの成分について厳しい基準を設けています。
環境意識の高いドイツはオーガニック先進国としても有名で、100%オーガニックのスーパーがたくさんあります。
2020年8月にニュージーランドのマヌカハニーの2割からグリホサートが検出されたというニュースが出ました。このニュースはニュージーランド国内では、残留基準値は超えていないので食べても問題ない、他国のはちみつでも検出されていると報道されていました。
このグリホサートとは除草剤で、使用したのは養蜂家ではなく巣箱を置いている周辺の農家が農場や牧場の近くで使い、そこのクローバーなどの花蜜をミツバチが集めてしまったのが原因とみられます。
グリホサートは発がん性や生殖機能への影響、発達性障害との関連が疑われ、欧州では使用禁止の国も多いですが、残念ながら日本では農場や公園、ガーデニング用品としても使用されています。
グリホサートだけではありません。
20年くらい前にフランスでハチの大量死が起きました。
CCD(蜂群崩壊症候群)と呼び、巣のコロニーを形成する働きバチが大量に失踪するという謎の現象です。
ダニがミツバチに寄生したから、ハチにウィルスが蔓延したから、電磁波によるもの等、定かになっていませんが、ネオニコチノイド系農薬が一番の原因ではないかと言われています。
その後、2006年にアメリカでもCCDが発生し、2007年には北半球の25%のミツバチが消失しました。
ネオニコチノイド系農薬は1980年代に日本で開発、殺虫剤として販売され世界に広まりました。最初は人間の健康に害はないと言われていましたが、ハチの大量死により、フランス、ドイツなどヨーロッパではいち早く使用を禁止しました。アメリカでも使用はごくわずかだそうです。
しかし、日本では未だ使用されているばかりか、使用制限が緩和されています。北海道ではその影響で、田んぼかユスリカ、ミミズ、トンボ、メダカ、ゲンゴロウなど多くの生き物が消えました。ネオニコチノイドは水溶性で植物、土、田んぼや川、全てに影響します。人間の健康には害がないと言っていましたが、最近の調査では、神経伝達物質として自律神経系、中枢神経系において作用していることから、脳への影響、とりわけ胎児・小児への大脳への影響が懸念されています。
ネオニコチノイドを一番使っているのが中国、次に韓国、日本です。
ヨーロッパでは熊本のいちごと青森のりんごの輸入を禁止しているのをご存知ですか?
残留農薬の問題では、中国、日本のはちみつは懸念があります。
ミツバチははちみつを作るだけではなく、植物の花粉交配(受粉)をしています。「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)報告しているように、ミツバチは生態系だけではなく、ミツバチが住みやすい環境を守ることが人間にもとても重要なものです。
私たち日本人は国産のもの、made in Japan に絶対の自信を持っていませんか?
車や家電、アニメや伝統文化が海外に輸出され、真面目で器用、繊細で緻密、それが日本人気質で世界に誇れる財産だと評価され、自負しています。
ですから、はちみつも国産を求める方が多いと思います。
しかし、はちみつに関しては日本は後進国です。そもそも、はちみつの自給率はわずか6%、94%を輸入に頼っていて、その71%が中国からの輸入になります。
しかも前述したように、日本ははちみつのオーガニック基準であるJASによる基準がないため、社団法人「全国はちみつ公正取引協議会」が定める基準が、国内唯一の指標となります。全国はちみつ公正取引協議会になると「公正」マークが商品につけられるのですが、「純粋はちみつ」と名乗っている商品に人工甘味料や水あめなどが混入されているという偽装事件が度々起きています。実際、真面目にはちみつを作っている養蜂家のほとんどはこの協議会に加入していないそうです。
はちみつは国産より、ヨーロッパなどのオーガニック大国の方が安心といえます。
中央アジアにあるキルギス共和国のはちみつです。
キルギスは国土9割が標高1500m以上、4割が標高3000m以上に位置する山岳国で、その土地の利を活かした養蜂が盛んに行われています。
なかでも、有名なのがエスパルセットを密源とするはちみつです。
エスパルセットは、和名はイガマメ、ホーリークローバーと呼ばれるマメ科の高山植物で、天山山脈の麓の高原地帯に完全無農薬で自生しています。しかも、エスパルセットは根の方に空気中の窒素を溜めることができ、季節が終わり枯れてもそのまま緑肥という有機肥料になります。
『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』の原産地であるキルギスのナリン州は標高が高く、昼夜の温度差が激しく乾燥しているので、害虫がいないため農薬など無縁の地です。
また、『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』は体の強い小さな個体のミツバチを選んで養蜂をしているため、抗生物質を投与する必要がない天然の非加熱はちみつです。しかし、キルギスにはオーガニック認証システムがないので、「オーガニック」とは表示されていません。
『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』の特徴は他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っていること。
他のエスパルセットを蜜源としたはちみつは、エスパルセット特有の白いクリーミーさを商品化するためホイップさせている商品が多いようです。これらは巣箱の位置や採蜜のタイミングから、エスパルセットの含有率が30~60%で、菜の花や忘れな草が含まれていると思われます。
『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』はエスパルセットの含有率が85%~95%と非常に高く、風味、舌触りはもちろん、栄養価が非常に高いです。
また、『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』は現地の品質管理はもちろん、輸送時の温度管理も徹底することで本物の非加熱はちみつとなっています。
はちみつ界のロールスロイスと呼ばれ、ヨーロッパやアラブの貴族の間で取引され、今まで日本へはあまり流通していませんでした。近年、はちみつへの注目度が高まっていますが、大自然の恵みでもあることから生産量を増やすことができず、今後ますます希少価値が高まっていくでしょう。
Amazonで注文
アメリカ、カリフォルニア州認定のオーガニック商品です。
以下、iHerbより
オアハカ沿岸近くの熱帯林に広がる金色の蜜。古代サポテカ文明の宝物が現在に。
アメリカの養蜂業のパイオニアであるY.S. エコビーファームの『100%認証オーガニック生蜂蜜』。
米国農務省認証のオーガニック商品です。
以下、iHerbより
オーガニック蜂蜜は、健康なハチの巣から細心の注意を払って採取され、100%純粋で、自然で、低温殺菌やろ過はされておらず、新鮮です。その結果、機能性自然食品として、可能な限り高レベルの生酵素、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、治癒物質を含んだ、エネルギー充満の優れた蜂蜜を生産しています。生涯を通して献身する弊社のオーガニックに対する責任は、あなたに、自然の、本当に最高の、厳しく選択された究極の品質のオーガニック蜂蜜をもたらします。繊細な味わいと、豊かで心地よい味わい溢れる自然の贈り物をお楽しみください。
参考・一般社団法人地球・人間環境フォーラム 情報誌グローバルネット
IN YOU journal「スーパーのはちみつは買っちゃダメ?!」
前田京子・作『ひとさじのはちみつ』 マガジンハウス発行
HONEY FARM監修『HONEY BIBLE』 マガジンランド発行
はちみつを購入する際、何を基準で選んでいますか?
色が綺麗、金額が手ごろ、やはり安全そうな国産のはちみつ。
そのように選ばれている方が多いと思います。
実は、はちみつを選ぶ際に一番重視してほしいことは非加熱かどうかです!
あなたは加熱された甘いだけのはちみつと、美容と健康に良い非加熱はちみつ、どちらを選びますか?
普通にスーパーなどで市販されているはちみつは、色が薄いベージュ、もしくは濃いブラウンで透き通っていて、チューブやプラスチックボトル、少し値段が高くなると瓶に入っています。
チューブやプラスチックボトルは、サラッとしているので使うとき、下を向けて押すと出てきますね。
使いやすさ重視で選ぶとチューブやプラスチックボトルかもしれませんが、サラッとしているのははちみつが加熱されているからです。
対して、非加熱はちみつの多くは瓶に入っていて、スプーンやハニーディッパーですくって取り出します。
それは非加熱はちみつは固く、容器を傾けても出てこないからです。
結晶化し固まっていたり、ドロッとしているのでスプーンなどを使わないと取り出せません。
加熱されている普通のはちみつと、非加熱はちみつは栄養面において全く別の食品です。
非加熱はちみつはスーパーフードですが、加熱されているはちみつは単なる甘味を添加するだけのものと思った方がいいでしょう。
ミツバチが蜜源となる花の蜜(花蜜)を採集し巣に持ち帰り、貯蔵係のハチに口移しで花蜜を渡します。
貯蔵係のハチはその花蜜を貯蔵庫に保管し、自らの羽の羽ばたきで水分を蒸発させます。
その蜜は巣に持ち帰った時点では、水分量70%と水っぽい状態ですが、水分量20%になるまで羽ばたいて濃縮させます。
それから巣作り係のハチが、ハチの分泌液である蜜ろうによって蓋をして、じっくりと時間をかけて熟成させます。
その後、養蜂家が巣板を遠心分離機にかけ、蜜を巣から飛ばし、フィルターで濾して不純物を取り除いたものが天然の非加熱はちみつです。
自然界で最も甘い蜜といわれるはちみつ。
1匹のハチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分、その間に飛ぶ距離はおよそ1万㎞。
およそ東京からサンフランシスコまでの距離を飛んで集めるそうです。
天然の非加熱のはちみつは、ミツバチたちの努力の結晶です。
非加熱のまま販売している商品はとても少なく、一般的なスーパーなどで入手は困難です。
国産はちみつなら安心と思うかもしれまんが、はちみつに関しては海外(ただしヨーロッパ、キルギス、ニュージーランド等)の方が優れています。
ヨーロッパには、はちみつの品質基準を定めた『はちみつ純正法』という食品法が1976年に作られました。
ミツバチへの投薬を禁止する、蜜源となる植物の農薬の規制、はちみつの糖度、酵素など厳しい基準が設けられています。
近年、ミツバチが激減しているのは、ネオニコチノイド系の農薬が原因だといわれています。
ヨーロッパではネオニコチノイド系の農薬が使用禁止になる例が増えていますが、日本では逆に規制緩和の流れがあるそうです。
また、日本の養蜂ではより多くのはちみつを生産するため、病気予防としてミツバチへ抗生物質を入れたシロップを与えます。
当然、はちみつにも抗生物質が検出されますので、濃度を薄めるため、海外産のはちみつを混ぜていたという偽装が何度もニュースになっています。
これらは「国産という聞こえがいいので安心して買ってもらえる」と販売されているようです。
もちろん、海外産なら安心というわけではありません。
日本で流通しているはちみつの90%は中国産ですが、はちみつから抗生物質が何度も検出されており、ヨーロッパは中国産のはちみつを輸入禁止しています。
PM2.5などの大気汚染の中、その土地の花から採蜜したはちみつに影響があるのは容易に想像できます。
市販されているはちみつに添付してあるラベルを見ると、「純粋蜂蜜」「精製蜂蜜」「加糖蜂蜜」と区分表示があります。
「純粋はちみつ」とあればOKと思いがちですが、日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというものです。
実は販売されている国産、海外産すべてのはちみつの99%が加熱されています。
はちみつを加熱する理由は3つあります。
生産性を優先し、早く販売したいからとまだ熟成していないはちみつを摂ってしまいます。
当然、まだ、水っぽい状態です。
それを加熱し、煮詰めて水分を蒸発させています。
はちみつは糖度の最低値が決まっていて、日本は糖度78度となっています。
糖度を上げるため、水あめや人口転化糖を加え加熱します。
また、巣板によって完熟度や糖度のばらつきが出るので、同じラベルを貼った同じ商品として販売するのに加熱し、均一にする目的もあります。
完熟した非加熱はちみつはドロッとしていて粘度があるため、フィルターを通しにくく、瓶詰めも大変な作業です。
さらに非加熱はちみつは遠心分離機のあと結晶化するのが早く、フィルターで濾すことが困難になるので、加熱することによってサラッとさせています。
ドロッとしている状態だと、粗いフィルターしか通せず、どうしてもはちの巣の欠片などが混入してしまいます。
サラッとしているほど細かいフィルターを通すことができるので、ゴミや不純物を取り除くことができ、時間も短く済むので効率的です。
養蜂に適した環境で、優れた非加熱のはちみつを作り出している海外産でも、船での輸送の際、コンテナ内で温度が上昇し、はちみつが意図せず加熱されてしまいます。
はちみつは45度以上だと含まれている成分が壊れてしまいますが、赤道付近の海面は昼間60度以上に達しているといわれています。
通常、海外からドラム缶で輸送されますが、結晶化したはちみつを瓶に詰めるのに100度近い温風庫に入れてドロドロに溶かしてから瓶詰めしています。
せっかく海外産のオーガニックの非加熱はちみつを選んでも、この工程で加熱されているので、期待すべき非加熱はちみつの効果効能はなくなってしまっています。
非加熱はちみつか、加熱されているはちみつかは次の4点で見分けてください。
はちみつが白く固まることを結晶化といいます。
気温が14~15度くらいで結晶化が始まります。
ただし、全ての非加熱はちみつが結晶化するわけではありません。
ブドウ糖が多い蜜源だと結晶化しやすく、アカシアはちみつのようにブドウ糖が少なく果糖多いはちみつだと結晶化しにくいようです。
市販されているはちみつの瓶にラベルが貼ってあると思います。
成分表示を確認して、「加糖ブドウ糖液」や他の糖類が添付されていないか、「精製はちみつ」も加熱加工がされています。
しかし、前述したように「純粋はちみつ」と表示されていても加熱してあるものが多いので、注意が必要です。
非加熱はちみつは、濾過をする作業しか経ていないので花粉が含まれています。
また、はちみつの酵素が発酵し続け、細かい泡が出ているため、透明感がない場合が多いです。
もちろん採蜜した花の種類によっては、透明度の高いはちみつもあるので判断材料の一つとして考えてください。
そして、加工されたはちみつには、わざと透明度を低くするため、色を加えたり、焦げ付かせたりしている商品も残念ながらあるようです。
店頭で香りを嗅げるようなら嗅いで、少し焦げ臭いような匂いがしたら、それは加熱されたはちみつです。
非加熱はちみつは粘度が高いので扱いが難しく、時間と手間がかかっているため、加工されたはちみつより値段が高くなります。
スーパーなどで販売している安いはちみつは、生産性を高めるため加熱や加糖が行われたはちみつで、本物のはちみつではなく、単なる甘味を加えるものと思ってください。海外産の天然で非加熱はちみつで、輸送時に温度が一定になるようコントロールされた商品の値段が高くなるのは当然です。
天然の非加熱はちみつは高級品ですが、賞味期限がないので長く楽しむことができます。
はちみつは加熱されたものより非加熱をおすすめする理由は、栄養価の違いです。
加熱されたはちみつは、本来はちみつが持つ栄養素が破壊されています。
はちみつの栄養素は熱に弱く、45度以上になると栄養成分の破壊が始まり、60度でほぼ死滅すると言われています。
しかも水あめや人口転化糖が加えられ、はちみつは少ししか入っていない商品もあります。
これらは単なる甘味料として考えましょう。
非加熱はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖です。
その他、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、抗酸化作用に優れたポリフェノールも含まれています。
ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなどが約10種類。
ミネラルは27種類、22種類のアミノ酸、80種類の天然酵素、10種類以上の有機酸など、なんと150種類以上の栄養成分が含まれ、非常にバランスが良く、まさにスーパーフードです。
・腸内環境を整える
非加熱はちみつは熱に弱いオリゴ糖・グルコン酸が生きています。
これらは腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあります。
腸内環境を整えることで、花粉症やアトピーなどのアレルギー改善や、生活習慣病の予防・改善、うつ症状の改善が期待できます。
・疲労回復効果
非加熱はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。
これらは単糖類といい、体に入るとこれ以上分解されることがないので、素早く短時間で吸収することができます。
・殺菌効果
はちみつが咳や喉の炎症を鎮めることは有名です。
非加熱はちみつは、80%という高い糖度を保っているため、細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまい生きていられません。
菌を殺菌するだけでなく繁殖するのを抑え、はちみつのドロッとしたテクスチャーが粘膜を優しく保護してくれます。
・ダイエット効果
甘いので太ると思われがちなはちみつですが、砂糖大さじ1杯が約35kcalに対し、同じ甘味度だとはちみつは大さじ1/3ですみます。
はちみつ大さじ1/3のカロリーは約20kcalなので、約40%もカロリーダウンできます。
はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖は、胃腸に負担がかからず吸収され、すぐエネルギーとなり、蓄積されることが少ないので、脂肪になりにくくなっています。
また、非加熱はちみつの中の果糖が血糖調整を行うという特徴があり、GI値が低いので、はちみつの摂取量や摂取するタイミングなどに留意すれば、ダイエット効果が期待できます。
・抗酸化による美容効果
はちみつはカルシウムや鉄など27種類のビタミン・ミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含んでいます。
ビタミンB1、B2などのビタミン類が豊富で、ポリフェノールによる抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果を期待することができます。
日本で販売されているはちみつの99%が加熱してあり、非加熱のまま販売しているはちみつは非常に少ないです。
自分で養蜂をするか、環境のいい養蜂場のフィルターで濾過したてのはちみつが手に入ればいいですが、現実的ではないでしょう。
本来、はちみつは、ミツバチによる植物の花粉交配の賜りものです。
その植物が農薬の助けを借りて育てられていると、はちみつにも当然、農薬が入ってしまいます。
野生の植物を蜜源とし、ミツバチにも薬の投与などせず、自然の状態で作られたはちみつ。
それらは貴重で、あまり店頭には並ぶことはないでしょう。
インターネットで買えるおすすめの非加熱はちみつはこちらの記事で紹介しています。
一番のおすすめはキルギスの『TSUKUMOZA ®エスパルセットハニー』です。
Amazonで注文– TSUKUMOZA ®エスパルセットハニー(ESPARCETTE HONEY)
中央アジアにあるキルギス共和国のエスパルセットを密源とするはちみつです。
エスパルセットは、和名はイガマメ、ホーリークローバーと呼ばれるマメ科の高山植物で、天山山脈の麓の高原地帯に完全無農薬で自生しています。
『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』のミツバチは体の強い小さな個体のミツバチを選び養蜂しているため、抗生物質を投与することなく養蜂された100%オーガニックで作られた天然の非加熱はちみつです。
エスパルハニーの最大の特長は、他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っていること。
味もはちみつ特有のクセがなく、和三盆のような上品な甘さが残ります。
他にもエスパルセットを蜜源としたはちみつは販売されていますが、白くてふわふわとした食感をより強く出すために、ホイップさせている商品が多く、ホイップする際に熱が加わる可能性も否めません。
また、船での輸送時にコンテナが高温にさらされ、はちみつの成分が破壊されている場合もあります。
『TSUKUMOZA®エスパルセットハニー』は現地の品質管理はもちろん、輸送時の温度管理も徹底することで本物の非加熱はちみつとなっています。
はちみつ界のロールスロイスと呼ばれ、ヨーロッパやアラブの貴族で取引され、日本へはあまり流通していませんでした。近年、はちみつへの注目度が高まっていますが、大自然の恵みでもあることから生産量を増やすことができず、今後ますます希少価値が高まっていくでしょう。
手に入りやすい今だからこそ、おすすめしたい非加熱はちみつです。
出典、参考・ミツバチQ&A
健康にいいイメージのあるはちみつ。
スーパーやコンビニでも気軽に買えるし、”はちみつ入り”の食品が多く存在します。
しかし、これらのはちみつのほとんどは加熱処理がしてあり、単なる甘味を添加しているだけで、はちみつ本来が持っているパワーはありません。
ここでは、はちみつはなぜ非加熱にすべきかと、おすすめの非加熱はちみつをご紹介します。
自然界に咲いている花をミツバチが採って作るので、はちみつには色、風味、味、粘度などそれぞれ違いが生じます。
生のままだと同じはちみつとして販売しても色や粘度に統一性がなかったり、濾過だけだとハチやハチの子が混ざってしまいます。
そこで人間の手による加工が行われるわけです。
巣での熟成を待たず、まだ水分量が多く水っぽいはちみつに人口転化糖や水あめを加え、均一にするため加熱します。
また、天然の生はちみつはドロッとしていて扱いにくく、瓶詰めがしにくいので、加熱することでサラッとさせ扱いやすくします。
商品として生産性を上げ販売するため、加熱加工が一般化してしまっています。
市販されているほとんどのはちみつは加熱加工がされていると考えていいでしょう。
はちみつは45度以上だと含まれている成分が壊れてしまうので、加熱加工してあるものは、本来はちみつが持つ栄養素は含まれていません。
非加熱はちみつとは、ミツバチが作ったはちみつを巣で熟成させた天然の生はちみつのことです。
1匹のミツバチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分。
貴重でありながら、ドロッとしていて濾過も瓶詰も大変な作業なので当然、高価になります。
せっかくの非加熱はちみつですから、熱を加えず食べることが大切です。
パンやパンケーキにかける以外のおすすめの食べ方を教えます!
1番のおすすめはスプーンですくってそのまま食べることです。
はちみつは産地、蜜源の種類によって様々な味の違いを味わうことができます。
柑橘類の木の花から採ったはちみつは、柑橘系の爽やかな酸味のある香り。
ハーブ、ナッツ、花など蜜源によって違う香りと味を楽しめます。
イチゴに練乳をかけるように、フルーツにはちみつをかけるとフルーツの甘さが引き立ち、ジューシーな味わいが最高のデザートになります。
メロンや桃、バナナなど相性がいいでしょう。
レモンの酸味とはちみつの甘さが最高の組み合わせのはちみつレモン。
実ははちみつに唯一不足しているのがビタミンC。レモンで補うことで最強の栄養食品となります。詳しくは、「はちみつレモンの驚くべき効果効能と作り方を網羅。美容と健康にも効果が♪」をご覧ください。
無糖ヨーグルトは酸味があり、冷たいので非加熱はちみつとの相性はとても良いです。
花を蜜源としたはちみつなら上品で華やかに、フルーツの花を蜜源としたはちみつなら、果汁を入れたかのような風味が味わえます。
発酵食品であるチーズと非加熱のはちみつとの組み合わせは健康にも良く、産地、風味、種類によって色々な組み合わせを楽しむことができます。
優しい味わいのチーズには淡い色のはちみつ、クセがある強い味わいのチーズには濃い色のはちみつを合わせてみたり、お好みの組み合わせを探すのも楽しいですね。
非加熱のはちみつには加熱加工されたはちみつに比べて、様々な栄養素がバランス良く含まれています。
非加熱はちみつがもたらす効果と効能をご紹介しましょう。
非加熱はちみつは熱に弱いオリゴ糖・グルコン酸が生きています。
これらは腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあります。
腸には全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割があり、この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にも繋がります。
インフルエンザや肺炎に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞力と関係しています。
他にも、腸内環境を整えることで、花粉症やアトピーなどのアレルギー改善や、生活習慣病の予防・改善、うつ症状の改善が期待できます。
非加熱はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。
これらは単糖類といい、体に入るとこれ以上分解されることがないので、素早く短時間で吸収することができます。
胃腸へ負担をかけずに短時間で血糖値を上げるので、マラソンやトライアスロンなど激しい運動の前にたっぷり生はちみつをとっておけば、体力の消耗を防ぐ事ができます。
天然の非加熱はちみつは、80%という高い糖度を保っているため、細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまい生きていられません。
また、はちみつに含まれるグルコン酸は殺菌力に優れ、グルコースオキシターゼという酵素が、過酸化水素を作ります。
この過酸化水素は、消毒液のオキシドールの成分です。
はちみつが咳や喉の炎症を鎮めることは有名です。
菌を殺菌するだけでなく繁殖するのを抑え、はちみつのドロッとしたテクスチャーが粘膜を優しく保護してくれます。
口内炎や喉が痛い時は非加熱はちみつをスプーンに取り、患部に当たるようゆっくりと舐めてください。
甘いので太ると思われがちなはちみつですが、砂糖大さじ1杯が約35kcalに対し、同じ甘味度だとはちみつは大さじ1/3ですみます。
はちみつ大さじ1/3のカロリーは約20kcalなので、約40%もカロリーダウンできます。
秘密はその主成分にあります。
砂糖はショ糖で、はちみつはブドウ糖と果糖で出来ています。
ブドウ糖と果糖は体に入るとこれ以上分解する必要がないため、胃腸に負担がかからず吸収され、すぐエネルギーとなります。
はちみつは蓄積されることが少ないので、脂肪になりにくい糖質といえます。
また、非加熱はちみつの中の果糖が血糖調整を行うという特徴があり、GI値が低いので、はちみつの摂取量や摂取するタイミングなどに留意すれば、ダイエット効果が期待できます。
はちみつはカルシウムや鉄など27種類のビタミン・ミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含んでいます。
美肌に良いとされるのはビタミンB1、B2などのビタミン類。
ビタミンには少量で効果のある「活性型」と大量でなければ効果のない「不活性型」があります。
はちみつに含まれるビタミンのうち、なんと92%が「活性型」ビタミンです。
そして、ポリフェノールによる抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果を期待することができます。
ただし、全ての効果があるのは非加熱はちみつのみです。
加熱され、他の糖類を添加された精製はちみつは、砂糖と変わりがないので取りすぎると中性脂肪が増え、肥満や生活習慣病に繋がるなど逆効果になります。
非加熱のまま販売している商品はとても少なく、一般的なスーパーなどで入手は困難でしょう。
国内のはちみつなら安心と思うかもしれまんが、はちみつに関しては海外(ただしEU圏、キルギス、ニュージーランド等)の方がミツバチへの投薬を禁止する、蜜源となる植物の農薬の規制など基準が厳しくなっています。
ミツバチが激減している原因といわれているネオニコチノイド系の農薬もヨーロッパでは使用禁止になる例が増えていますが、日本では規制緩和の流れがあるそうです。
もちろん、海外産なら安心というわけではありません。
中国やインドのはちみつから抗生物質が何度も検出されており、ヨーロッパはこれらのはちみつを輸入禁止しています。
(日本で使われるはちみつの90%は中国産です)
商品に添付してあるラベルを見ると、「純粋はちみつ」とあればOKと思いがちですが、日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというもの。
この紛らわしい表示には気を付けてください。
そこで、おすすめの非加熱はちみつベスト3をご紹介します。
中央アジアにあるキルギス共和国のはちみつです。
キルギスは国土の40%が標高3000mに位置する山岳国で、その土地の利を活かした養蜂が盛んに行われています。
中でも、有名なのがエスパルセットを密源とするはちみつです。
エスパルセットは、和名はイガマメ、ホーリークローバーと呼ばれるマメ科の高山植物で、天山山脈の麓の高原地帯に完全無農薬で自生しています。
『TSUKUMOZA エスパルセットハニー』は体の強い小さな個体のミツバチを選んで養蜂をしているため、抗生物質を投与する必要がなく、100%オーガニックで作られた天然の非加熱はちみつです。
『TSUKUMOZA エスパルセットハニー』の特徴は他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っていること。
味もはちみつ特有のクセがなく、和三盆のような上品な甘さが残ります。
他にもエスパルセットを蜜源としたはちみつは販売されていますが、白くてふわふわとした食感をより強く出すために、ホイップさせている商品が多く、ホイップする際に熱が加わる可能性も否めません。
また、船での輸送時にコンテナが高温にさらされ、はちみつの成分が破壊されている場合もあります。
『TSUKUMOZA エスパルセットハニー』は現地の品質管理はもちろん、輸送時の温度管理も徹底することで本物の非加熱はちみつとなっています。
はちみつ界のロールスロイスと呼ばれ、ヨーロッパやアラブの貴族で取引され、日本へはあまり流通していませんでした。近年、はちみつへの注目度が高まっていますが、大自然の恵みでもあることから生産量を増やすことができず、今後ますます希少価値が高まっていくでしょう。
Amazonで注文アメリカの養蜂業のパイオニアであるY.S. エコビーファームの『100%認証オーガニック生蜂蜜』。
米国農務省認証のオーガニック商品です。
以下、iHerbより
オーガニック蜂蜜は、健康なハチの巣から細心の注意を払って採取され、100%純粋で、自然で、低温殺菌やろ過はされておらず、新鮮です。その結果、機能性自然食品として、可能な限り高レベルの生酵素、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、治癒物質を含んだ、エネルギー充満の優れた蜂蜜を生産しています。生涯を通して献身する弊社のオーガニックに対する責任は、あなたに、自然の、本当に最高の、厳しく選択された究極の品質のオーガニック蜂蜜をもたらします。繊細な味わいと、豊かで心地よい味わい溢れる自然の贈り物をお楽しみください。
ニュージーランドでも珍しいラタの木の真っ赤な花を蜜源としたラタハニーです。
マヌカハニーで有名なWedderspoon社製です。
ニュージーランドはマヌカハニーの信頼性を確保するため、国が厳しい基準を設け、非遺伝子組み換え植物は使用禁止、農薬、抗生物質等も含まず、はちみつの高品質化を保っています。
以下、iHerbより
明るい色のクリーミーな蜂蜜は、ニュージーランド原産のラタの木の真っ赤な花から供給されます。ラタの木は数年に1回開花する傾向があり、降雨量の多い地域を好むため、この蜜の集まりはニュージーランドで最も珍しい珍味の1つになっています。
非加熱のはちみつは白く結晶化していたり、酵素の発酵により細かい泡が出ているため、透明感がない場合が多いです。
そして、時間と手間がかかっているためどうしても高価になります。
非加熱はちみつは高級品ですが、賞味期限がないので長く楽しめ、そして美容と健康に良いという最大の特長があります。
はちみつを購入する際はぜひご参考にしてください。
参考・eo健康
前田京子・作『ひとさじのはちみつ』 マガジンハウス発行
パンケーキやヨーグルトにかけたり、紅茶にいれたり、料理の砂糖代わりに使うことが多いはちみつ。
単なる甘味を加える調味料だと思っていませんか?
実は天然の最強サプリメントと言えるぐらい、優れた栄養がたっぷりと含まれています。
ここでは、はちみつの栄養価が高い理由と、とっておきのおすすめはちみつをご紹介します。
はちみつは自然が育んだスーパーフードです。
その栄養価は市販のサプリメントでは敵わない程、優れた栄養が含まれています。
はちみつの種類によって割合は違いますが、はちみつの成分で最も多いのはブドウ糖と果糖です。どちらも私たちの体に欠かせない栄養素です。
ブドウ糖と果糖は「単糖類」のため、体の中に入ると短時間で吸収されて、胃腸へ負担がかからずエネルギー源となります。
エネルギー源と言えばお米や小麦粉などの炭水化物ですが、これらは体内で酵素によって分解され、最後にブドウ糖になります。
はちみつに含まれるブドウ糖と果糖はもうこれ以上分解する必要がありません。
病気などで体力が衰えたり、食事が取れない病人にブドウ糖を点滴するのはそのためです。
はちみつはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなど、約10種類のビタミンが入っています。
ビタミンには少量で効果のある「活性型」と大量でなければ効果のない「不活性型」があります。
はちみつに含まれるビタミンのうち、なんと92%が「活性型」ビタミンです。
その多くを占めるのがビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群です。
ビタミンB群は疲労物質である乳酸の燃焼に寄与するため、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。
ビタミンB2とB6には細胞の再生を促す効果や、皮膚や粘膜を保護する作用もあります。
乾燥による肌荒れや髪のダメージが気になる方には嬉しい栄養素です。
はちみつはその他に、カルシウムや鉄など27種類のミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含みます。
これらの栄養成分はどれも良質なものです。
腸内環境を整えてくれるグルコン酸やオリゴ糖なども含まれているので、非常にバランスが良く、まさにスーパーフードです。
そして、はちみつの特徴である粘り気のあるとろりとしたテクスチャーは、栄養成分にプラスし、傷んだ肌や粘膜の修復を助ける効果があります。
医学の父であるヒポクラテスも「傷の治療にはちみつが良い」と言い残したと言われ、現代医学からも非常に注目されています。
ミネラルの亜鉛は健やかな美肌を作り、ポリフェノールは抗酸化作用に優れているので、はちみつは美容を気にする方にもおすすめの食品です。
なぜ、はちみつは花の蜜や樹液をミツバチが集めたものなのに、ここまで栄養が豊富になるのでしょうか?
はちみつに栄養が豊富に含まれているのは、ミツバチの生態系に秘密があります。
ミツバチはその時の満開の花の蜜を仲間と共に集め、ハチの体内の「蜜のう」という部分に貯めてから、巣に運びます。
巣では貯蔵係のミツバチが待っていて、そのハチに口移しで蜜を渡します。
こうやって花の蜜が複数のミツバチの体内に入ることで、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、花の蜜成分(ショ糖)がはちみつの成分(ブドウ糖と果糖)に分解されます。
蜜を受けとった貯蔵係のミツバチは、蜜を蓄える巣房(六角形の小部屋)に入れます。
この時点では蜜は水分量70%と大変水っぽい状態です。
そこで、巣作りのハチは自らの羽で羽ばたいて水分を蒸発させます。
水分量20%になるまで濃縮されたら、ミツバチの分泌液である蜜ろうによって蓋をし、さらにじっくりと時間をかけて熟成させます。
その巣板を遠心分離器にかけ、巣から飛ばしたものが生のはちみつです。
ミツバチは花の蜜を集める時、体に花の花粉が付着します。
蜜を吸い終えたミツバチは、足にあるブラシに、吸ったばかりの花蜜をつけて湿り気を与えます。そして、自分の体についた花粉を濡れた足でこすりながら集めて丸め、花粉団子を作り、後ろ足にくっつけます。これはビーポレンといいます。
この花粉団子を巣房に蓄え、ミツバチの食事のおかずとなる蜂パン(ビーブレッド)が出来上がります。
花の蜜を蜜のうに貯め、巣に持ち帰り、ハチに口移しで渡す際、体についた花粉も蜜に入ります。
はちみつに豊富に栄養が含まれているのは、ミツバチによるはちみつの生成方法と、そこに花粉が含まれることで相乗効果を上げます。
普段口にしているお菓子や料理の砂糖をはちみつに変えると、はちみつの優れた栄養を余すことなく摂取できます。
しかし、栄養を損なわないよう注意すべき点があります。
ミツバチが作るはちみつは巣の中で熟成させるためとても時間がかかります。
そこで、一般的に販売されているはちみつの多くは、コストや生産性を重視し早く製品にしたいからと、熟成を待たずに収穫をしてしまいます。
当然、まだ完成していないので水っぽい状態です。そこで濃度を上げるため水あめや人工転化糖を添加し、さらに加熱し水分を飛ばします。
はちみつを購入する際は瓶にあるラベルをよく見てください。
純粋はちみつは、ミツバチが作ったはちみつに何も加えてないもの。
国産では水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準があります。
加糖はちみつは、水あめや人工転化糖を加えたもの。
精製はちみつは、精製飲料水や食品加工に使いやすくなるよう、はちみつから香りや色を取り除いたもの。
加糖はちみつと精製はちみつは加熱が行われています。
なかには、はちみつは香りづけ程度で、中身は砂糖がメインといった商品もあり、はちみつの持っている期待すべき栄養はほとんどないと言っていいでしょう。
注意すべきは純粋はちみつです。
日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというもの。
加熱も人工的な加工ですので、生はちみつとは異なります。
この紛らわしい「純粋はちみつ」という表示には気を付けて下さい。
生はちみつはビタミンや酵素が含まれています。これらの成分は熱に弱く、45度以上で成分の破壊が始まります。
純粋の生はちみつは温度に気をつけていただきましょう。
料理に使う時は、調理の最後に加え、熱を通さないようにするといいでしょう。
サラダのドレッシングに酢と混ぜるのは相性が良くおすすめです。
紅茶に入れる時は、紅茶がある程度冷めてから。
パンやホットケーキに塗る時も、バターを塗ってから最後に添えるというのを忘れないでくださいね。
容器に入ったはちみつをすくうのに何を使用していますか?
家庭に多い金属製のスプーンははちみつの成分と化学反応して、はちみつ本来の栄養成分を壊してしまう場合があります。
木製のスプーン、または木製のハニーディッパーがいいでしょう。
容器の中で数秒間金属スプーンに触れただけで、保存中に化学反応が進んでしまうこともあるため、木製や陶器製のスプーンを使うのがおすすめです。
加熱や加糖の加工がされているはちみつは栄養価はほとんどなく、単なる甘味を添えるだけと考えましょう。
本物のはちみつは希少価値があるので値が張りますが、栄養価が高く、自分への毎日の美容と健康に、また、贈り物としても喜ばれるでしょう。
栄養価が高いはちみつを選ぶポイントは、
・ミツバチが作った純粋はちみつ
・蜜源が無農薬の花や木のもの
・養蜂する上でミツバチに抗生剤投与がされていないもの
です。
蕎麦や栗、マヌカのように濃い色をしたはちみつの方がミネラルが豊富で、栄養価が高いと言われていますが、匂いと味のクセがあり、苦手な人も多いでしょう。
また、加熱をして水分を飛ばし、色が濃くなっている場合もあるので注意が必要です。
中央アジアのキルギス共和国は国土の40%が標高3000mに位置する高山地帯で、その土地の利を活かした養蜂が盛んに行われています。
中でも、有名なのがエスパルセットを密源とするはちみつです。
天山山脈の麓の高原地帯に自生するエスパルセットは、昔から牛や馬の牧草として、また刈り取った草は土壌改良の肥料にもなるという、キルギスの地で重宝されている植物です。
完全無農薬のエスパルセットから作られるはちみつは、他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っています。
また、養蜂が盛んな先進国では生産性を上げるために抗生物質が投与されている可能性が高いですが、キルギスのエスパルセットハニーはミツバチに抗生物質を投与するようなこともない100%天然オーガニックです。
エスパルセットハニーの特徴は白く結晶化していること。
それはブドウ糖が多いからです。ブドウ糖は体の中で脳のエネルギー源として活用されるので、勉強や仕事において集中力を高めたい時に効果があるとされています。
結晶化したはちみつというとじゃりじゃりした食感が特徴ですが、エスパルハニーは普通の結晶化したはちみつとは異なり、まるでバターのように塗れる滑らかさがあります。
味もはちみつ特有のクセがなく、和三盆のような上品な甘さが残ります。
ただし、エスパルセットハニーの中には、白くてふわふわとした食感をより強く出すために、ホイップさせている商品もあります。ホイップする際に熱が加わる可能性も否めません。
また、船での輸送時にコンテナが高温にさらされ、はちみつの成分が破壊されている場合もありますので、輸送の際も温度管理をされている商品を選ぶことが重要です。
ツクモザエスパルセットハニー はその全てをクリアした高品質の生はちみつです。
毎日の健康に大さじ1杯のはちみつをぜひお試しください。
出典・山田養蜂場HP「みつばちの不思議なくらし」
美甘養蜂園「花からの贈り物」
ピントル「はちみつ専門ページ」
前田京子・作『ひとさじのはちみつ』 マガジンハウス発行
市販されている喉あめは「はちみつ入り」を謳っている商品が多くあります。
喉にははちみつがいいと認識されているのは、はちみつには殺菌作用があるからです。
なんと紀元前1600年代からはちみつの殺菌作用は知られていて、古代エジプト人はミイラ造りの防腐剤としてはちみつを使用していました。
ここでは、天然の生はちみつが持つ殺菌効果とウィルスへの効果をご紹介します。
パンやヨーグルトにかける甘いはちみつ。
単なる甘味を添えるだけの役割ではなく、実は健康に役立つ殺菌効果があります。
「はちみつの歴史は人類の歴史」ということわざがあるように、昔から、食用や薬用など様々な用途に用いているはちみつ。
時代や場所を超え、私たちははちみつの持つ優れた殺菌作用に魅了され続けています。
紀元前、古代エジプトの古文書やインドの伝統医学アーユルヴェーダでは、はちみつは医薬品として扱われていて、内服にも外用にも処方されていたと記録があります。
中国においても、明の時代の『本草綱目』で眼病、皮膚病、呼吸器官、消化器官に効くと書いてあります。
日本でも明治時代に始まった「日本薬局方」という生薬、製剤、試験法などの基準を定めた医薬品の規格書に、はちみつは医薬品として指定されています。
説明書には
「滋養・病中病後・肉体疲労・栄養剤、甘味剤として、そのまま又は薄めて用いる。口唇の亀裂・あれには、そのまま患部に塗る。」
と効果効能にあります。
古代エジプトのピラミッドから発掘された、3千年前のはちみつが全く変質していなかったというくらい、はちみつには強力な殺菌力があります。
はちみつの持つ殺菌力の強さの秘密は3つあります。
1、高い糖度 ミツバチの巣の中で熟成された生のはちみつは、80%という高い糖度を保っています。細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまうので、生きていられません。
2、グルコン酸 はちみつに含まれているブドウ糖(グルコース)に、みつばちの酵素(グルコースオキシターゼ)が反応し生成される有機化合物。グルコン酸は、医療現場で傷口の消毒、医療用具の消毒にも使われている物質です。
3、過酸化水素 グルコン酸ができる際に利用される水と空気から発生される活性酸素の一種。その水溶液は消毒薬としても使われるオキシドールの成分で、強い殺菌作用があります。
これらはちみつの持つ殺菌作用は、薄めたり、お湯に溶かしたりすると効果が薄れます。高い糖度による浸透圧では活性が低下してしまい、過酸化水素の抗菌作用は光や熱に不安定だからです。
元来はちみつが持つ殺菌力を活かすには、生のまま舐めるのがおすすめです。
はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖です。
その他、ビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、抗酸化作用に優れたポリフェノールも含まれています。
ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなどが約10種類。
ミネラルは27種類、22種類のアミノ酸、80種類の天然酵素、10種類以上の有機酸など、なんと150種類以上の栄養成分が含まれています。
殺菌に作用する成分はグルコン酸と過酸化水素です。
はちみつはミツバチが花の蜜を吸って、巣に戻り蜜を巣作りのハチに口移しで渡します。
そうすることにより、ミツバチの唾液に含まれるブドウ糖酸化酵素という酵素が注入されます。
これが花の蜜に含まれるブドウ糖と反応し、グルコン酸と過酸化水素といった強い酸性の成分を作り出します。
ほとんどの細菌は酸性の環境では生きられないため死滅します。
他にもビタミン・ミネラル・アミノ酸といった殺菌効果・抗菌効果がある成分も含まれています。
はちみつには殺菌効果があるため、体に侵入してきた細菌(ウィルス)の増殖を抑え、炎症を和らげることができます。
風邪を引く原因は80-90%がウイルスによって引き起こされる上気道感染症です。
症状は鼻に現れる事が多く、次に、喉、副鼻腔、喉頭と続きます。
鼻や、喉の奥にある咽頭や扁桃にウィルスが感染して増殖し、痛みや腫れなどの症状を引き起こします。
殺菌作用のあるはちみつで、風邪によって引き起こされた炎症を和らげることができます。
咳が出る時や喉が痛い時は”はちみつ大根”を飲むといいと聞いたことがありませんか?
ただのおばあちゃんの知恵袋だと思っていましたが、しっかりと医学的根拠があります。
アメリカの大学の研究チームが行った調査によると、子供の止まらない咳に小児用の市販薬よりもはちみつの方が効果的であったという結果が出たそうです。
これは、はちみつが持つ強い殺菌力が呼吸器系の細菌の増殖を抑えるため、咳止めに有効に作用すると言われています。
咳も粘膜の炎症によって出ます。
喉の粘膜が刺激されると反射的に咳が出ます。咳を抑えたければ喉への刺激を和らげるのが重要です。
はちみつは粘膜の炎症を抑え、整え、咳を和らげます。
はちみつはオリゴ糖・グルコン酸・乳酸菌を豊富に含み、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内フローラのバランスを整えます。
腸内フローラとは、腸内に生息する約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類のことです。
その細菌類がお花畑のように見えることから「フローラ=お花畑」という言葉が使われています。
腸内フローラを整えることは、健康な毎日を送る上でとても重要です。
それは、腸には食べ物だけでなく、さまざまな病気の原因となる菌やウィルスなどが入ってくるからです。
腸は排泄物を作る機能だけではありません。
全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸にあるのです。
この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながります。
腸とは関係がないと思われていたインフルエンザや肺炎に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞力と関係していることが最新の研究でわかってきました。
はちみつで腸を整えて免疫力を向上させ、健康な生活を送りましょう。
単なる甘さを添えるだけではない、健康な毎日を送る上で殺菌作用を重視したはちみつを選びましょう。
ポイントは、ずばり、天然の生はちみつを選ぶことです。
加熱や加糖されているはちみつには期待すべき効果効能はありません。
はちみつはミツバチが作る自然の恵みですので時間と労力がかかります。
生産性を重視するようになり、完成を待たずに収穫し、加熱し水分を飛ばし、人工的に水あめを添加する加工食品となってしまいました。
ミツバチが作った天然の生はちみつだけが殺菌作用を持っているので、買うのは天然の生はちみつを選びましょう。
そして、はちみつの成分は熱に弱いので、摂取する時は45度以上に加熱しないことが大切です。
天然の生はちみつには「ビーディフェンシン」と言われるペプチドが含まれています。
これは、ミツバチの持つ免疫システムの一部分で、ハチの巣で蔓延する特別な病からハチ自身を守ります。
ビーディフェンシンは、はちみつを作る際、ミツバチの粘膜腺から作られます。
耳鼻咽喉の感染症の治療で、抗生物質に代わる程の効果があると研究でわかりました。
しかも、生はちみつは耐性菌を生み出すことはないと考えられています。
抗生物質・抗菌剤は使用しているうちに「耐性菌」と呼ばれる薬が効かない菌が出現してきます。
現代は、抗菌剤の日常的使用や、一般的な風邪で安易に抗生物質を飲むという乱用によって、薬に耐性を持った菌が出現しています。体力のある人なら、免疫でやっつけてしまうような菌でも、お年寄りや乳幼児は危険な菌となっています。
そこで生はちみつを医療用はちみつとして抗菌剤として使用している病院もあるそうです。
殺菌や抗菌のあるはちみつとして有名なのはマヌカハニーです。
ニュージーランドの自生したマヌカの木の花の蜜のはちみつで医療にも使われているぐらい殺菌と抗菌に優れた効果があります。
マヌカハニー独特の殺菌成分としてメチルグリオキサール(MGO)があります。
このMGOの数値が高いほど、殺菌成分が高いとされています。
しかし、MGOやMGSやMG、NPAやTAという団体ごとに色々な指標があって、どれを選べいいのかわかりにくいとされています。
その上、ニュージーランド以外のマヌカの木からはその成分が検出できないうえ、偽物も多く出回っていて、本物のマヌカハニーは入手しにくいようです。
また、独特のコクや香り、クセがあり、苦手な人が多いのも事実です。
そこで、注目されているのが、キルギス共和国原産のエスパルセットハニーです。
中央アジアに位置するキルギス共和国は天山山脈に囲まれた山岳国で、手付かずの自然の美しさから中央アジアのスイスと呼ばれています。
そのキルギスの田舎ナリン州の高原地帯に咲く高原植物のエスパルセットは、牧草や飼料として栄養価が高く、土壌も豊かにしてくれるとあって、キルギスでは大切にされている植物です。
標高が高く、湿気が少ないので、農薬や化学肥料に一切頼ることなく育てられたエスパルセットに集まるミツバチは、健康そのもので、一般的な養蜂業が行っているミツバチへの抗生物質の投与なども一切行っていません。
この花を密源としているエスパルセットハニーは、他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っています。
つまり、酵素の力で体の内側から整えて、風邪予防としての効果が期待できます。
他にも、ビタミンとミネラルを他のはちみつより多く含み、現地では風邪や口内炎の予防などに愛用されています。
健康や美容への効果もあり、白く、和三盆のような上品な甘さで、はちみつ界の「ロールスロイス」とも呼ばれ、アラブの王族やヨーロッパの貴族、中国の富裕層の間でも人気で、これまではアラブや東南アジアの華僑によって買い占められていました。
日本に流通されたのは最近です。
高級スーパーや自然食品店の一部で販売がされていますが、残念ながら船や飛行機での輸送の際、高温になり、栄養価が損なわれている商品があります。
選ぶのは、輸送の温度管理も徹底している商品を選びましょう。
エスパルセットハニーはその栄養価の高さや美味しさから、これから大注目となるはちみつです。
ウィルスの脅威に晒されている現代社会、生はちみつで体の内側から免疫力を高めましょう。
参考:『ひとさじのはちみつ』作・前田京子 マガジンハウス発行
はちみつには生タイプと加熱してあるタイプがあるのをご存じでしょうか?
生はちみつは酵素が生きているので美容と健康に優れた効果を発揮しますが、残念ながら、スーパーなどで気軽に買えるはちみつのほとんどは加熱処理がしてあります。
ここでは、生と加熱してあるはちみつの違い、生はちみつを選ぶ時のポイントをご紹介します。
ミツバチが花の蜜(花蜜)を採集し、巣に帰ってから吐き出し、貯蔵したものがはちみつです。
簡単に聞こえますが、ミツバチは命がけではちみつを作ります。
1匹のミツバチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分と言われています。
ショ糖である花の蜜を、ミツバチは体内で自身が持つ酵素によってブドウ糖と果糖に分解します。その蜜は巣に持ち帰った時点では、水分量70%と大変水っぽい状態です。
それを巣にいる貯蔵係のハチに口移しで渡し、巣に保管します。
そして、貯蔵係のハチは、自らの羽で羽ばたいて水分を蒸発させます。
水分量20%になるまで濃縮されたら、巣作り係のハチが蜜ろうによって蓋をし、じっくりと時間をかけて熟成したら、はちみつがやっと出来上がります。
私たちが手にするはちみつは、養蜂家の方がこの巣板を遠心分離器にかけ、フィルターで濾して不純物を取り除き、瓶詰めしたものです。
これが正真正銘の生のはちみつです。
はちみつ本来が持つ栄養素が生きていて、栄養価が非常に高い食品です。
ミツバチの巣から採った蜜そのままが生はちみつです。
対して、生ではないはちみつというのは、何でしょうか?
自然界に咲いている花をミツバチが採って作るので、はちみつには色、風味、味、粘度などそれぞれ違いが生じます。
生のままだと同じはちみつとして販売しても色や粘度に統一性がなかったり、遠心分離機だけだとハチやハチの子が混ざってしまうので、加熱しサラッとさせてから、ろ過します。
市販されているほとんどのはちみつは加熱処理されていると考えていいでしょう。
そして残念なことに、はちみつは45度以上だと含まれている成分が壊れてしまうので、加熱処理してあるものは、本来はちみつが持つ栄養素は含まれていません。
ミツバチはその時の満開の花の蜜を仲間と共に集め、巣に運びます。
その蜜は巣の中で、ハチの羽ばたきによって水分が抜けていきます。
そしてミツバチの分泌液である蜜蝋によって蓋がされ熟成します。
その蜜を遠心分離器にかけて巣から飛ばしたものが生のはちみつです。
自然の物ですので、ハチやハチの子が混ざってしまうため何回も、ろ過をします。
しかし、生のはちみつはドロッとしていて扱いが難しく、瓶詰めも大変な作業なので高価になります。
ミツバチが作るはちみつは巣の中で熟成させるためとても時間がかかります。
そこで、一般的に販売されているはちみつの多くは、コストや生産性を重視し早く製品にしたいからと、熟成を待たずに収穫をしてしまいます。
当然、まだ完成していないので水っぽい状態です。そこで濃度を上げるため水あめや人口転化糖を添加し、さらに加熱し水分を飛ばします。
はちみつを購入する際は瓶にあるラベルをよく見てください。
純粋はちみつは、ミツバチが作ったはちみつに何も加えてないもの。国産では水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準があります。
加糖はちみつは、水あめや人工転化糖を加えたもの
精製はちみつは、精製飲料水や食品加工に使いやすくなるよう、はちみつから香りや色を取り除いたもの
加糖と精製はちみつは加熱が行われています。なかには、はちみつは香りづけ程度で、中身は砂糖がメインといった商品もあるので、はちみつの持っている期待すべき栄養はほとんどないと言っていいでしょう。
注意すべきは純粋はちみつです。
日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというもの。
加熱も人工的な加工ですので、生はちみつとは異なります。
この紛らわしい「純粋はちみつ」という表示には気を付けて下さい。
生はちみつは、一般的な加工されたはちみつよりも様々な栄養素がバランス良く含まれています。いわばスーパーフードです。
その栄養価の高さは、健康と美容に優れた効果を発揮します。
ミツバチの巣の中で熟成された生はちみつは、80%という高い糖度を保っているため、細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまい生きていられません。
また、はちみつに含まれるグルコン酸は殺菌力に優れ、グルコースオキシターゼという酵素が、過酸化水素を作ります。この過酸化水素は、消毒液のオキシドールの成分です。
古代エジプト人はその殺菌作用を知っていて、ミイラ造りの防腐剤としてはちみつを使用していました。
擦り傷にオキシドールで消毒すると、白い泡がブクブクと出て傷に染みて痛いという経験をしたことがありませんか?
同じ過酸化水素でもはちみつを傷口に塗布しても、不思議な事にそれほどしみません。
それは、はちみつの糖分による保水性が、老廃物を含んだリンパ液の排出を促すためです。殺菌作用で傷口を清潔に保つ上、膿やリンパ液を吸収し回復を早めるという素晴らしい効能があります。
その他、はちみつの殺菌作用による効能は
など幅広く期待できます。
なかでも、喉がイガイガとする時は、はちみつを喉の患部に当たるようにゆっくりと飲むと、患部に湿布でも貼ったかのように効いているという実感が得られると思います。
また、「日本薬局方」という生薬、製剤、試験法などの基準を定めた医薬品の規格書に、はちみつは医薬品として指定されています。
説明書には
「滋養・病中病後・肉体疲労・栄養剤、甘味剤として、そのまま又は薄めて用いる。口唇の亀裂・あれには、そのまま患部に塗る。」
と効果効能にあります。
はちみつの保湿効果でぷるぷるの唇になるなんて、「良薬は口に苦し」ではなく「良薬は口に甘し」ですね。
近年、注目されている「腸活」という言葉を聞いたことがありますか?
腸を整えて便秘を予防するのだなと何となくわかりますが、腸は健康な毎日を送る上でとても重要な役割が秘められていました。
腸には食べ物だけでなく、さまざまな病気の原因となる菌やウィルスなどが入ってきます。
いわば体内で最も密接に”外”と接する臓器です。
その腸は排泄物を作る機能だけではありません。
全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸にあるのです。
この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながります。
腸とは関係がないと思われていたインフルエンザや肺炎に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞力と関係していることが最新の研究でわかってきました。
生はちみつはオリゴ糖・グルコン酸を豊富に含み、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内フローラのバランスを整えます。
腸内フローラとは、腸内に生息する約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類のことです。
その細菌類がお花畑のように見えることから「フローラ=お花畑」という言葉が使われています。
腸内フローラを整えることで期待できるのは、便秘や下痢の改善だけでなく、
などの効果が期待できます。
生はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。
これらは単糖類といい、体に入るとこれ以上分解されることがないので、素早く短時間で吸収することができます。
胃腸への負担がないため、病気などで体力が衰え、食欲がない病人にブドウ糖を点滴するのはこのためです。
普通の生活で1時間あたり平均15gから16gのブドウ糖を消費していると言われますが、激しい運動をした後は血糖値が極端に下がり、最悪の場合は死んでしまう事もあります。
体内に吸収されたブドウ糖は血管を通って肝臓に運ばれて、大部分はグリコーゲンとなって蓄えられますが、一部は筋肉の中でグリコーゲンになって利用されます。
肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンは激しい運動によって消費されます。
そして、極度に血糖値が低下した場合には肝臓のグリコーゲンが再度、ブドウ糖に分解されて血液中に戻り、血糖値の低下を防ぐという緊急処置が働きます。
血糖値の極端な低下を予防するため、激しい運動の前には前もってグリコーゲンを体内に蓄えておく必要があります。
その最も理想的なのが食品が生はちみつです。
胃腸へ負担をかけずに短時間で血糖値を上げるので、マラソンやトライアスロンなど激しい運動の前にたっぷり生はちみつをとっておけば、体力の消耗を防ぐ事ができます。
マラソン選手がレースの途中で水分を補給するとき、特製のはちみつドリンクを用意しているというのは有名です。体にとって理にかなった摂取方法ですね。
はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖です。
その他、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、抗酸化作用に優れたポリフェノールも含まれています。
ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなどが約10種類。
ミネラルは27種類、22種類のアミノ酸、80種類の天然酵素、10種類以上の有機酸など、なんと150種類以上の栄養成分が含まれています。
腸内環境を整えてくれるグルコン酸やオリゴ糖なども含まれているので、非常にバランスが良く、まさにスーパーフードです。
栄養満点の生はちみつですが、注意すべきは熱に弱いことです。
ほとんどの栄養成分が加熱によって失われてしまいます。
45度以上になると栄養成分の破壊が始まり、60度でほぼ死滅すると言われています。
加熱の加工がされているはちみつは、期待する栄養はなく単なる甘味として考えましょう。
特に天然の酵素は熱に弱く、温度管理が必要です。
生はちみつと加熱加工されたはちみつが成分的にも全く異なることがわかったところで、どう見分けたらいいのでしょうか?
生はちみつの見分け方のポイントは3つあります。
市販されているはちみつの瓶にラベルが貼ってあると思います。成分表示を確認して、「加糖ブドウ糖液」や他の糖類が添付されていないか確認しましょう。
また、「純粋はちみつ」と表示にあっても加熱してあるものが多いので、注意が必要です。
生はちみつはろ過をする作業しか経ていないので花粉が含まれています。
また、はちみつの酵素が発酵し続けて細かい泡が出ているため、透明感がない場合が多いです。
もちろん採蜜した花の種類によっては、透明度の高いはちみつもあるので判断材料の一つとして考えてください。
そして、加工されたはちみつには、わざと透明度を低くするため色を加えたり、焦げ付かせたりしている商品も残念ながらあるようです。
お店ではあまり見かけませんが、白く結晶化しているはちみつは純粋はちみつです。
はちみつの中に含まれているブドウ糖が低温になることで、結晶化します。
加糖が添付されていると結晶化はしません。
しかし、アカシアはちみつや果糖を多く含んでいると、なかなか結晶化しないので透明度が高いままです。
繰り返しますが、純粋はちみつでも加熱してあるものが多いので白く結晶化しているというのも、生はちみつの決め手にはなりません。
生はちみつはドロッとしていて扱いが難しく、時間と手間がかかっているため、加工されたはちみつより値段が高くなります。
スーパーなどで販売している安いはちみつは、生産性を高めるため加熱や加糖が行われたはちみつで、生はちみつではなく、単なる甘味を加えるものと思ってください。
養蜂が盛んなヨーロッパやニュージーランドで採れた生はちみつでも、輸送の際に高温にさらされている商品も多く存在します。
はちみつが天然で加工されておらず、輸送時に温度が一定になるようコントロールされた商品が生はちみつと言えます。そのようなはちみつが値段が高くなるのは当然ですね。
しかし、嬉しいことに生はちみつは賞味期限がありません。
強い抗菌作用を持つので、ばい菌が繁殖しないからです。
毎回清潔なスプーンを使い、しっかり蓋を閉め、冷暗所で保存をしていれば、基本的に腐ることがありません。
高級品ですが、賞味期限がないので長く楽しむことができます。
せっかくの栄養成分を余すことなく摂れるよう熱を加えず食べるのが大切です。
パンにつける、ヨーグルトに加える、レモンと合わせてはちみつレモンにするなど、美味しい食べ方は色々ありますが、一番のおすすめは、スプーンでそのまま食べることです。
はちみつそのものの味を堪能できるでしょう、生はちみつの産地、種類によって様々な味の違いを楽しめます。
その際、生はちみつは金属に触れると変質してしまうので、スプーンは木製の物を選びましょう。
美味しいうえに健康と美容に素晴らしい効果をもたらす生はちみつ。
あなたもぜひ味わってください。
参考:medicalook
『ひとさじのはちみつ』作・前田京子 マガジンハウス発行