九十九座

非加熱はちみつ

非加熱はちみつのダイエット効果と活用法

非加熱はちみつは、その豊かな風味と栄養価の高さで注目されています。
特にダイエットに関心のある方にとって、非加熱はちみつは理想的な自然甘味料です。
この記事では、非加熱はちみつの魅力とその健康効果について詳しくご紹介します。

非加熱はちみつとは?

非加熱はちみつは、ミツバチが生成した巣から遠心分離機などで取り出したはちみつを加工や加熱をしていないものです。
加糖や加熱を行っていないため、熱に弱い酵素やビタミンなどの栄養素が保たれています。

非加熱はちみつと加熱はちみつとの違い

加熱はちみつ

完熟前のはちみつを採取し、高温で蒸発させ水分と飛ばす加熱を行うため、一部の栄養素が破壊されています。人工転化糖や水飴などが加糖されている加糖はちみつも、製品を均一化するため熱加工をしています。
種類にもよりますが結晶化しないのが多いです。

非加熱はちみつ

自然の栄養素がそのまま残っており、香りと風味も豊かです。
蜜源にもよりますが、花畑にいるような華やかな香りが楽しめます。
花粉の周りにブドウ糖が集まるため温度によって結晶化しやすくなっています。

非加熱はちみつのダイエット効果

非加熱はちみつは、ダイエットに役立つ多くの利点があります。

低カロリーで甘味が強い 

甘みの比較で
砂糖(上白糖)の大さじ1杯=はちみつの小さじ1杯強
と言われています。
カロリーは砂糖35kcal 、はちみつ21kcalとなり、同じ甘味でもはちみつの方が低カロリーです。

血糖値の安定化

非加熱はちみつは、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があり、ダイエット中の血糖値管理に役立ちます。

代謝の向上

非加熱はちみつには熱に弱い酵素が生きており、代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける効果があります。

非加熱はちみつの健康効果

非加熱蜂蜜は健康にも多くの利点があります。

免疫力アップ

非加熱はちみつには、ブドウ糖に作用し、有機酸のグルコン酸を作り出すグルコースオキシダーゼという酵素が含まれ、抗菌作用があります。
これは免疫力を高める効果が期待できます。

消化促進

非加熱はちみつに含まれるジアスターゼ酵素は、消化を助け、胃腸の健康を保ちます。

美肌効果

非加熱はちみつは、ビタミンや抗酸化物質が豊富で、美肌効果も期待できます。

非加熱エスパルセットハニーの紹介

非加熱である九十九座エスパルセットハニー(ホワイトハニー)は、九十九座が中央アジアのスイスと称される大自然を誇るキルギス共和国の養蜂家と手を組み作った特別なはちみつです。

蜜源のエスパルセット(別名ホーリークローバー、サインフォイン、イガマメ)は標高1,200~1,800m の限られた地域でしか育たない牧草です。
天山山脈の裾野の天然鉱物ミネラルを多く含む土壌で育ち、完全無農薬で栽培しています。
そのエスパルセットを蜜源とし、抗生物質等の投与がない健康なミツバチが採取するはちみつにも不純物がなく、一般的なはちみつ以上に食物酵素やミネラルが豊富です。
自然のままの風味と栄養素を保ったこのはちみつは、多くの健康効果をもたらします。

非加熱の九十九座エスパルセットハニーの詳細はこちら

非加熱はちみつの使用方法

そのまま舐めたり、ヨーグルト、パンケーキ、ドリンクに使用するのがおすすめです。

非加熱はちみつを使ったダイエット料理

朝食に

  • ヨーグルトに非加熱はちみつをかけて、フルーツと一緒に
  • オートミールに非加熱はちみつとナッツを加えて、栄養満点の朝食に

デザートに

  • 非加熱はちみつを使ったハニーレモンゼリー
  • 非加熱はちみつとギリシャヨーグルトのパフェ

ドリンクに

  • 非加熱はちみつを入れたレモンウォーター
  • 非加熱はちみつとシナモンを加えたハニーミルク
  • ウオッカや焼酎にレモンやグレープフルーツを合わせ炭酸を注いだサワー

非加熱はちみつの選び方と注意点

ダイエットと健康に多くの利点がある非加熱のはちみつは以下の点に注意して選びましょう。

購入時のポイント

市販されている一般的なはちみつは加熱加工がされていることがほとんどと思っていいでしょう。
信頼できるブランドやショップから購入することが重要です。

成分表示を確認して、「加糖ブドウ糖液」や他の糖類が添付されていないか、「精製はちみつ」も加熱加工がされています。
「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというものです。

結晶化しているもの、安価ではないものがおすすめです。
非加熱はちみつは養蜂や容器に詰めるのに手間がかかるので、安価では提供できません。

保存方法と賞味期限

直射日光を避け冷暗所で保存しましょう。
室温が高くなる夏場は40℃以上になることが予測されます。
できれば冷蔵庫や冷蔵庫の野菜室に入れるのがおすすめです。

注意点

蜜源となる植物にアレルギーのある方は、事前に医師に相談してください。

ダイエット中の摂取量

適量を守り、一日のカロリー摂取量に注意してください。

まとめ

非加熱はちみつは、ダイエットと健康に多くの利点をもたらします。
自然の甘味と栄養を楽しみながら、美容と健康のためにはちみつのある暮らしをしてみませんか?

はちみつの栄養価が高い理由とおすすめのはちみつ

はちみつの栄養価が高い理由とおすすめのはちみつ

パンケーキやヨーグルトにかけたり、紅茶にいれたり、料理の砂糖代わりに使うことが多いはちみつ。

単なる甘味を加える調味料だと思っていませんか?

実は天然の最強サプリメントと言えるぐらい、優れた栄養がたっぷりと含まれています。

ここでは、はちみつの栄養価が高い理由と、とっておきのおすすめはちみつをご紹介します。

 

はちみつの栄養価

はちみつは自然が育んだスーパーフードです。

その栄養価は市販のサプリメントでは敵わない程、優れた栄養が含まれています。

 

はちみつの主成分とは

はちみつの種類によって割合は違いますが、はちみつの成分で最も多いのはブドウ糖と果糖です。どちらも私たちの体に欠かせない栄養素です。

ブドウ糖と果糖は「単糖類」のため、体の中に入ると短時間で吸収されて、胃腸へ負担がかからずエネルギー源となります。

エネルギー源と言えばお米や小麦粉などの炭水化物ですが、これらは体内で酵素によって分解され、最後にブドウ糖になります。

はちみつに含まれるブドウ糖と果糖はもうこれ以上分解する必要がありません。

病気などで体力が衰えたり、食事が取れない病人にブドウ糖を点滴するのはそのためです。

 

豊富なビタミン類

はちみつはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなど、約10種類のビタミンが入っています。

ビタミンには少量で効果のある「活性型」と大量でなければ効果のない「不活性型」があります。

はちみつに含まれるビタミンのうち、なんと92%が「活性型」ビタミンです。

その多くを占めるのがビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群です。

ビタミンB群は疲労物質である乳酸の燃焼に寄与するため、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンB2とB6には細胞の再生を促す効果や、皮膚や粘膜を保護する作用もあります。

乾燥による肌荒れや髪のダメージが気になる方には嬉しい栄養素です。

 

ミネラル・天然酵素など

はちみつはその他に、カルシウムや鉄など27種類のミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含みます。

これらの栄養成分はどれも良質なものです。

腸内環境を整えてくれるグルコン酸やオリゴ糖なども含まれているので、非常にバランスが良く、まさにスーパーフードです。

そして、はちみつの特徴である粘り気のあるとろりとしたテクスチャーは、栄養成分にプラスし、傷んだ肌や粘膜の修復を助ける効果があります。

医学の父であるヒポクラテスも「傷の治療にはちみつが良い」と言い残したと言われ、現代医学からも非常に注目されています。

ミネラルの亜鉛は健やかな美肌を作り、ポリフェノールは抗酸化作用に優れているので、はちみつは美容を気にする方にもおすすめの食品です。

 

はちみつの栄養が豊富な理由

なぜ、はちみつは花の蜜や樹液をミツバチが集めたものなのに、ここまで栄養が豊富になるのでしょうか?

 

はちみつができる過程

はちみつに栄養が豊富に含まれているのは、ミツバチの生態系に秘密があります。

ミツバチはその時の満開の花の蜜を仲間と共に集め、ハチの体内の「蜜のう」という部分に貯めてから、巣に運びます。

巣では貯蔵係のミツバチが待っていて、そのハチに口移しで蜜を渡します。

こうやって花の蜜が複数のミツバチの体内に入ることで、ミツバチの唾液に含まれる酵素によって、花の蜜成分(ショ糖)がはちみつの成分(ブドウ糖と果糖)に分解されます。

蜜を受けとった貯蔵係のミツバチは、蜜を蓄える巣房(六角形の小部屋)に入れます。

この時点では蜜は水分量70%と大変水っぽい状態です。

そこで、巣作りのハチは自らの羽で羽ばたいて水分を蒸発させます。

水分量20%になるまで濃縮されたら、ミツバチの分泌液である蜜ろうによって蓋をし、さらにじっくりと時間をかけて熟成させます。

その巣板を遠心分離器にかけ、巣から飛ばしたものが生のはちみつです。

 

はちみつに含まれる花粉

ミツバチは花の蜜を集める時、体に花の花粉が付着します。

蜜を吸い終えたミツバチは、足にあるブラシに、吸ったばかりの花蜜をつけて湿り気を与えます。そして、自分の体についた花粉を濡れた足でこすりながら集めて丸め、花粉団子を作り、後ろ足にくっつけます。これはビーポレンといいます。

この花粉団子を巣房に蓄え、ミツバチの食事のおかずとなる蜂パン(ビーブレッド)が出来上がります。

花の蜜を蜜のうに貯め、巣に持ち帰り、ハチに口移しで渡す際、体についた花粉も蜜に入ります。

はちみつに豊富に栄養が含まれているのは、ミツバチによるはちみつの生成方法と、そこに花粉が含まれることで相乗効果を上げます。

花粉が含まれると聞くと気になるのが花の農薬についてですね。
コチラの記事にはちみつの無農薬栽培とオーガニック認証について記載があります。
参考にしてください
【オーガニックはちみつと無農薬はちみつの違いとは?おすすめのオーガニックはちみつもご紹介】

はちみつの栄養の上手な摂取方法

普段口にしているお菓子や料理の砂糖をはちみつに変えると、はちみつの優れた栄養を余すことなく摂取できます。

しかし、栄養を損なわないよう注意すべき点があります。

 

生はちみつを選ぶ

ミツバチが作るはちみつは巣の中で熟成させるためとても時間がかかります。

そこで、一般的に販売されているはちみつの多くは、コストや生産性を重視し早く製品にしたいからと、熟成を待たずに収穫をしてしまいます。

当然、まだ完成していないので水っぽい状態です。そこで濃度を上げるため水あめや人工転化糖を添加し、さらに加熱し水分を飛ばします。

はちみつを購入する際は瓶にあるラベルをよく見てください。

純粋はちみつは、ミツバチが作ったはちみつに何も加えてないもの。

国産では水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準があります。

加糖はちみつは、水あめや人工転化糖を加えたもの。

精製はちみつは、精製飲料水や食品加工に使いやすくなるよう、はちみつから香りや色を取り除いたもの。

 

加糖はちみつと精製はちみつは加熱が行われています。

なかには、はちみつは香りづけ程度で、中身は砂糖がメインといった商品もあり、はちみつの持っている期待すべき栄養はほとんどないと言っていいでしょう。

注意すべきは純粋はちみつです。

日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというもの。

加熱も人工的な加工ですので、生はちみつとは異なります。

この紛らわしい「純粋はちみつ」という表示には気を付けて下さい。

 

温度に気をつける

生はちみつはビタミンや酵素が含まれています。これらの成分は熱に弱く、45度以上で成分の破壊が始まります。

純粋の生はちみつは温度に気をつけていただきましょう。

料理に使う時は、調理の最後に加え、熱を通さないようにするといいでしょう。

サラダのドレッシングに酢と混ぜるのは相性が良くおすすめです。

紅茶に入れる時は、紅茶がある程度冷めてから。

パンやホットケーキに塗る時も、バターを塗ってから最後に添えるというのを忘れないでくださいね。

 

スプーンに気をつける

容器に入ったはちみつをすくうのに何を使用していますか?

家庭に多い金属製のスプーンははちみつの成分と化学反応して、はちみつ本来の栄養成分を壊してしまう場合があります。 

木製のスプーン、または木製のハニーディッパーがいいでしょう。

容器の中で数秒間金属スプーンに触れただけで、保存中に化学反応が進んでしまうこともあるため、木製や陶器製のスプーンを使うのがおすすめです。

 

おすすめのはちみつ

加熱や加糖の加工がされているはちみつは栄養価はほとんどなく、単なる甘味を添えるだけと考えましょう。

本物のはちみつは希少価値があるので値が張りますが、栄養価が高く、自分への毎日の美容と健康に、また、贈り物としても喜ばれるでしょう。

 

 栄養価が極めて高いはちみつ

栄養価が高いはちみつを選ぶポイントは、

・ミツバチが作った純粋はちみつ

・蜜源が無農薬の花や木のもの

・養蜂する上でミツバチに抗生剤投与がされていないもの

です。

蕎麦や栗、マヌカのように濃い色をしたはちみつの方がミネラルが豊富で、栄養価が高いと言われていますが、匂いと味のクセがあり、苦手な人も多いでしょう。

また、加熱をして水分を飛ばし、色が濃くなっている場合もあるので注意が必要です。

 

 

エスパルセットハニー

中央アジアのキルギス共和国は国土の40%が標高3000mに位置する高山地帯で、その土地の利を活かした養蜂が盛んに行われています。

中でも、有名なのがエスパルセットを密源とするはちみつです。

天山山脈の麓の高原地帯に自生するエスパルセットは、昔から牛や馬の牧草として、また刈り取った草は土壌改良の肥料にもなるという、キルギスの地で重宝されている植物です。

 

完全無農薬のエスパルセットから作られるはちみつは、他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っています。

 

また、養蜂が盛んな先進国では生産性を上げるために抗生物質が投与されている可能性が高いですが、キルギスのエスパルセットハニーはミツバチに抗生物質を投与するようなこともない100%天然オーガニックです。

エスパルセットハニーの特徴は白く結晶化していること。

それはブドウ糖が多いからです。ブドウ糖は体の中で脳のエネルギー源として活用されるので、勉強や仕事において集中力を高めたい時に効果があるとされています。

結晶化したはちみつというとじゃりじゃりした食感が特徴ですが、エスパルハニーは普通の結晶化したはちみつとは異なり、まるでバターのように塗れる滑らかさがあります。

味もはちみつ特有のクセがなく、和三盆のような上品な甘さが残ります。

ただし、エスパルセットハニーの中には、白くてふわふわとした食感をより強く出すために、ホイップさせている商品もあります。ホイップする際に熱が加わる可能性も否めません。

また、船での輸送時にコンテナが高温にさらされ、はちみつの成分が破壊されている場合もありますので、輸送の際も温度管理をされている商品を選ぶことが重要です。

ツクモザエスパルセットハニー はその全てをクリアした高品質の生はちみつです。

毎日の健康に大さじ1杯のはちみつをぜひお試しください。

出典・山田養蜂場HP「みつばちの不思議なくらし

   美甘養蜂園「花からの贈り物

   ピントル「はちみつ専門ページ

   前田京子・作『ひとさじのはちみつ』 マガジンハウス発行

 

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