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コラム

生はちみつとは?はちみつとの違いとその素晴らしい効果

生はちみつとは?はちみつとの違いとその素晴らしい効果

はちみつには生タイプと加熱してあるタイプがあるのをご存じでしょうか?

生はちみつは酵素が生きているので美容と健康に優れた効果を発揮しますが、残念ながら、スーパーなどで気軽に買えるはちみつのほとんどは加熱処理がしてあります。

ここでは、生と加熱してあるはちみつの違い、生はちみつを選ぶ時のポイントをご紹介します。

生はちみつとは

ミツバチが花の蜜(花蜜)を採集し、巣に帰ってから吐き出し、貯蔵したものがはちみつです。

簡単に聞こえますが、ミツバチは命がけではちみつを作ります。

1匹のミツバチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分と言われています。

ショ糖である花の蜜を、ミツバチは体内で自身が持つ酵素によってブドウ糖と果糖に分解します。その蜜は巣に持ち帰った時点では、水分量70%と大変水っぽい状態です。

それを巣にいる貯蔵係のハチに口移しで渡し、巣に保管します。

そして、貯蔵係のハチは、自らの羽で羽ばたいて水分を蒸発させます。

水分量20%になるまで濃縮されたら、巣作り係のハチが蜜ろうによって蓋をし、じっくりと時間をかけて熟成したら、はちみつがやっと出来上がります。

私たちが手にするはちみつは、養蜂家の方がこの巣板を遠心分離器にかけ、フィルターで濾して不純物を取り除き、瓶詰めしたものです。

これが正真正銘の生のはちみつです。

はちみつ本来が持つ栄養素が生きていて、栄養価が非常に高い食品です。

生はちみつとはちみつの違い

ミツバチの巣から採った蜜そのままが生はちみつです。

対して、生ではないはちみつというのは、何でしょうか?

自然界に咲いている花をミツバチが採って作るので、はちみつには色、風味、味、粘度などそれぞれ違いが生じます。

生のままだと同じはちみつとして販売しても色や粘度に統一性がなかったり、遠心分離機だけだとハチやハチの子が混ざってしまうので、加熱しサラッとさせてから、ろ過します。

市販されているほとんどのはちみつは加熱処理されていると考えていいでしょう。

そして残念なことに、はちみつは45度以上だと含まれている成分が壊れてしまうので、加熱処理してあるものは、本来はちみつが持つ栄養素は含まれていません。

生はちみつとはちみつの生産方法

生はちみつの生産方法

ミツバチはその時の満開の花の蜜を仲間と共に集め、巣に運びます。

その蜜は巣の中で、ハチの羽ばたきによって水分が抜けていきます。

そしてミツバチの分泌液である蜜蝋によって蓋がされ熟成します。

その蜜を遠心分離器にかけて巣から飛ばしたものが生のはちみつです。

自然の物ですので、ハチやハチの子が混ざってしまうため何回も、ろ過をします。

しかし、生のはちみつはドロッとしていて扱いが難しく、瓶詰めも大変な作業なので高価になります。

一般的なはちみつの生産方法

ミツバチが作るはちみつは巣の中で熟成させるためとても時間がかかります。

そこで、一般的に販売されているはちみつの多くは、コストや生産性を重視し早く製品にしたいからと、熟成を待たずに収穫をしてしまいます。

当然、まだ完成していないので水っぽい状態です。そこで濃度を上げるため水あめや人口転化糖を添加し、さらに加熱し水分を飛ばします。

はちみつを購入する際は瓶にあるラベルをよく見てください。

純粋はちみつは、ミツバチが作ったはちみつに何も加えてないもの。国産では水分含有量が23%以下、海外産では20%以下という基準があります。

加糖はちみつは、水あめや人工転化糖を加えたもの

精製はちみつは、精製飲料水や食品加工に使いやすくなるよう、はちみつから香りや色を取り除いたもの

加糖と精製はちみつは加熱が行われています。なかには、はちみつは香りづけ程度で、中身は砂糖がメインといった商品もあるので、はちみつの持っている期待すべき栄養はほとんどないと言っていいでしょう。

注意すべきは純粋はちみつです。

日本の「純粋はちみつ」の表示規定は、加糖はNGだが加熱はOKというもの。

加熱も人工的な加工ですので、生はちみつとは異なります。

この紛らわしい「純粋はちみつ」という表示には気を付けて下さい。

生はちみつの効果と効能

生はちみつは、一般的な加工されたはちみつよりも様々な栄養素がバランス良く含まれています。いわばスーパーフードです。

その栄養価の高さは、健康と美容に優れた効果を発揮します。

殺菌作用

ミツバチの巣の中で熟成された生はちみつは、80%という高い糖度を保っているため、細菌のバクテリアはその浸透圧で体液を吸い取られてしまい生きていられません。

また、はちみつに含まれるグルコン酸は殺菌力に優れ、グルコースオキシターゼという酵素が、過酸化水素を作ります。この過酸化水素は、消毒液のオキシドールの成分です。

古代エジプト人はその殺菌作用を知っていて、ミイラ造りの防腐剤としてはちみつを使用していました。

擦り傷にオキシドールで消毒すると、白い泡がブクブクと出て傷に染みて痛いという経験をしたことがありませんか?

同じ過酸化水素でもはちみつを傷口に塗布しても、不思議な事にそれほどしみません。

それは、はちみつの糖分による保水性が、老廃物を含んだリンパ液の排出を促すためです。殺菌作用で傷口を清潔に保つ上、膿やリンパ液を吸収し回復を早めるという素晴らしい効能があります。

その他、はちみつの殺菌作用による効能は

  • 火傷や擦り傷
  • 喉の炎症
  • 湿疹
  • 口内炎

など幅広く期待できます。

なかでも、喉がイガイガとする時は、はちみつを喉の患部に当たるようにゆっくりと飲むと、患部に湿布でも貼ったかのように効いているという実感が得られると思います。

また、「日本薬局方」という生薬、製剤、試験法などの基準を定めた医薬品の規格書に、はちみつは医薬品として指定されています。

説明書には

「滋養・病中病後・肉体疲労・栄養剤、甘味剤として、そのまま又は薄めて用いる。口唇の亀裂・あれには、そのまま患部に塗る。」

と効果効能にあります。

はちみつの保湿効果でぷるぷるの唇になるなんて、「良薬は口に苦し」ではなく「良薬は口に甘し」ですね。

腸内環境を整える

近年、注目されている「腸活」という言葉を聞いたことがありますか?

腸を整えて便秘を予防するのだなと何となくわかりますが、腸は健康な毎日を送る上でとても重要な役割が秘められていました。

腸には食べ物だけでなく、さまざまな病気の原因となる菌やウィルスなどが入ってきます。

いわば体内で最も密接に”外”と接する臓器です。

その腸は排泄物を作る機能だけではありません。

全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸にあるのです。

この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながります。

腸とは関係がないと思われていたインフルエンザや肺炎に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞力と関係していることが最新の研究でわかってきました。

生はちみつはオリゴ糖・グルコン酸を豊富に含み、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあり、腸内フローラのバランスを整えます。

腸内フローラとは、腸内に生息する約3万種類、1000兆個に及ぶ細菌類のことです。

その細菌類がお花畑のように見えることから「フローラ=お花畑」という言葉が使われています。

腸内フローラを整えることで期待できるのは、便秘や下痢の改善だけでなく、

  • 免疫力の向上
  • 花粉症やアトピーなどのアレルギー改善
  • 生活習慣病の予防・改善

などの効果が期待できます。

疲労回復効果

生はちみつの主成分はブドウ糖と果糖です。

これらは単糖類といい、体に入るとこれ以上分解されることがないので、素早く短時間で吸収することができます。

胃腸への負担がないため、病気などで体力が衰え、食欲がない病人にブドウ糖を点滴するのはこのためです。

普通の生活で1時間あたり平均15gから16gのブドウ糖を消費していると言われますが、激しい運動をした後は血糖値が極端に下がり、最悪の場合は死んでしまう事もあります。

体内に吸収されたブドウ糖は血管を通って肝臓に運ばれて、大部分はグリコーゲンとなって蓄えられますが、一部は筋肉の中でグリコーゲンになって利用されます。

肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンは激しい運動によって消費されます。

そして、極度に血糖値が低下した場合には肝臓のグリコーゲンが再度、ブドウ糖に分解されて血液中に戻り、血糖値の低下を防ぐという緊急処置が働きます。

血糖値の極端な低下を予防するため、激しい運動の前には前もってグリコーゲンを体内に蓄えておく必要があります。

その最も理想的なのが食品が生はちみつです。

胃腸へ負担をかけずに短時間で血糖値を上げるので、マラソンやトライアスロンなど激しい運動の前にたっぷり生はちみつをとっておけば、体力の消耗を防ぐ事ができます。 

マラソン選手がレースの途中で水分を補給するとき、特製のはちみつドリンクを用意しているというのは有名です。体にとって理にかなった摂取方法ですね。

生はちみつの成分

はちみつの主成分は、果糖とブドウ糖です。

その他、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、抗酸化作用に優れたポリフェノールも含まれています。

ビタミン類は、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなどが約10種類。

ミネラルは27種類、22種類のアミノ酸、80種類の天然酵素、10種類以上の有機酸など、なんと150種類以上の栄養成分が含まれています。

腸内環境を整えてくれるグルコン酸やオリゴ糖なども含まれているので、非常にバランスが良く、まさにスーパーフードです。

はちみつより酵素が多い!?

栄養満点の生はちみつですが、注意すべきは熱に弱いことです。

ほとんどの栄養成分が加熱によって失われてしまいます。

45度以上になると栄養成分の破壊が始まり、60度でほぼ死滅すると言われています。

加熱の加工がされているはちみつは、期待する栄養はなく単なる甘味として考えましょう。

特に天然の酵素は熱に弱く、温度管理が必要です。

生はちみつとはちみつの見分け方

生はちみつと加熱加工されたはちみつが成分的にも全く異なることがわかったところで、どう見分けたらいいのでしょうか?

生はちみつの見分け方のポイントは3つあります。

成分表示を確認する

市販されているはちみつの瓶にラベルが貼ってあると思います。成分表示を確認して、「加糖ブドウ糖液」や他の糖類が添付されていないか確認しましょう。

また、「純粋はちみつ」と表示にあっても加熱してあるものが多いので、注意が必要です。

色を確認する

生はちみつはろ過をする作業しか経ていないので花粉が含まれています。

また、はちみつの酵素が発酵し続けて細かい泡が出ているため、透明感がない場合が多いです。

もちろん採蜜した花の種類によっては、透明度の高いはちみつもあるので判断材料の一つとして考えてください。

そして、加工されたはちみつには、わざと透明度を低くするため色を加えたり、焦げ付かせたりしている商品も残念ながらあるようです。

お店ではあまり見かけませんが、白く結晶化しているはちみつは純粋はちみつです。

はちみつの中に含まれているブドウ糖が低温になることで、結晶化します。

加糖が添付されていると結晶化はしません。

しかし、アカシアはちみつや果糖を多く含んでいると、なかなか結晶化しないので透明度が高いままです。

繰り返しますが、純粋はちみつでも加熱してあるものが多いので白く結晶化しているというのも、生はちみつの決め手にはなりません。

値段を確認する

生はちみつはドロッとしていて扱いが難しく、時間と手間がかかっているため、加工されたはちみつより値段が高くなります。

スーパーなどで販売している安いはちみつは、生産性を高めるため加熱や加糖が行われたはちみつで、生はちみつではなく、単なる甘味を加えるものと思ってください。

養蜂が盛んなヨーロッパやニュージーランドで採れた生はちみつでも、輸送の際に高温にさらされている商品も多く存在します。

はちみつが天然で加工されておらず、輸送時に温度が一定になるようコントロールされた商品が生はちみつと言えます。そのようなはちみつが値段が高くなるのは当然ですね。

しかし、嬉しいことに生はちみつは賞味期限がありません。

強い抗菌作用を持つので、ばい菌が繁殖しないからです。

毎回清潔なスプーンを使い、しっかり蓋を閉め、冷暗所で保存をしていれば、基本的に腐ることがありません。

高級品ですが、賞味期限がないので長く楽しむことができます。

生はちみつの美味しい食べ方

せっかくの栄養成分を余すことなく摂れるよう熱を加えず食べるのが大切です。

パンにつける、ヨーグルトに加える、レモンと合わせてはちみつレモンにするなど、美味しい食べ方は色々ありますが、一番のおすすめは、スプーンでそのまま食べることです。

はちみつそのものの味を堪能できるでしょう、生はちみつの産地、種類によって様々な味の違いを楽しめます。

その際、生はちみつは金属に触れると変質してしまうので、スプーンは木製の物を選びましょう。

美味しいうえに健康と美容に素晴らしい効果をもたらす生はちみつ。

あなたもぜひ味わってください。

参考:medicalook

         ピントルのはちみつ専門ページ

  Shigenoya Forum

  『ひとさじのはちみつ』作・前田京子 マガジンハウス発行


はちみつは太るの?実は砂糖よりカロリーが低い!?

はちみつは太るの?実は砂糖よりカロリーが低い!?

紅茶やコーヒーに入れたり、煮物の砂糖の代わり、はちみつプリン、はちみつケーキなどお菓子や料理に甘みを加えるはちみつ。

甘いので太ると思っていませんか?

実は砂糖と比べてカロリーが低く、甘み強く感じられるので使う量が少量で済むのです。その上、GI値が低く、糖尿病やメタボ予防になるという嬉しい効果があります。

今回は、甘いはちみつのカロリーや砂糖との違いについてご紹介します。

はちみつの大さじ一杯のカロリー

はちみつのカロリーは100g 294kcal、大さじ一杯は約21gで約62kcalです。

はちみつの三大栄養は大さじ一杯が21gで、タンパク質0.04g、脂質0g、炭水化物16.74gとなっており、その他、ビタミン、ミネラルが含まれています。

主成分は約80%が糖分で、20%は水分です。

はちみつと砂糖 カロリーが高いのはどっち?

砂糖のカロリーは100g 384kcal、大さじ一杯は約9gで約35kcalです。

はちみつが100g 294kcalですので、砂糖の方がカロリーは高いです。

しかも、一般的にお菓子や料理によく使われる上白糖は炭水化物であり、脂質、タンパク質は含まれていません。ミネラルもほとんど含んでいません。

いつもの料理を砂糖の代わりにはちみつを使えばカロリーが抑えられる上、栄養価も高くなります。

ここで、注意したいのが、大さじ一杯のカロリーで見るとはちみつの方が高いことです。

レシピに書いてある砂糖大さじ1をはちみつ大さじ1に変えると、カロリーが上がってしまいます。

はちみつは砂糖よりも甘味が1.3倍

はちみつは液体なので、砂糖と比べると重量が重くなります。

大さじ一杯の砂糖が9gに対して、はちみつは21gです。

しかし、はちみつの種類によって差があるものの、はちみつは砂糖の約1.3倍の甘味を持っています。

少量でもしっかりと甘味を感じられるので、いつもの料理やお菓子をはちみつに変えてみませんか?

砂糖よりもはちみつの方がカロリーが低い理由

それでは、どうして砂糖よりも甘いはちみつのカロリーが低いのでしょうか?

それは、はちみつの甘味にあります。

甘味がある分、使う量を減らすことができるのです。

砂糖大さじ1杯が約35kcalに対し、同じ甘味度だとはちみつは大さじ1/3ですみます。

はちみつ大さじ1/3のカロリーは約20kcalなので、約40%もカロリーダウンできます。

はちみつって太る?

砂糖よりも甘いはちみつ。

「いくら砂糖よりカロリーが低いといっても、あれだけ甘いのだから太らないわけがない」

そう思いますよね。

しかし、はちみつは太りにくい甘味料です。

それは、砂糖とはちみつの成分の違いにあります。

砂糖はショ糖で、はちみつはブドウ糖と果糖です。ブドウ糖と果糖は体に入るとこれ以上分解する必要がないため、胃腸に負担がかからず吸収され、すぐエネルギーとなります。

はちみつは蓄積されることが少ないので、脂肪になりにくい糖質といえます。

はちみつは砂糖よりも太りにくい

その秘密はGI値にあります。 

私たちが生きていく上に欠かすことのできない栄養素の一つが「糖」です。

お米やパン、麺類などの主食には多くの炭水化物が含まれているのをご存じだと思います。

炭水化物は体の中でブドウ糖に変わり、そのブドウ糖が血液を通じて、脳をはじめとした各組織に送られエネルギーになります。そのブドウ糖が血液中に含まれている量を血糖値といいます。

そして、炭水化物が分解され、糖に変わるまでのスピードを現した数値をGI値(Glycemic Index=グリセミック・インデックス、グリセミック指数)といいます。

「GI値が高い食べもの」は血糖値が急に高くなりやすい

「GI値が低い食べもの」は血糖値を低く抑えることができる

という特徴があります。

血糖値が高い状態が続くと、糖尿病などのさまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。

しかし、血糖値が不足していると、頭がボーっとして集中できなかったり、体がだるくなったりという不調が出てきます。

そこで活躍するのが体内の「インスリン」です。

インスリンは糖を各組織に送る役割を担っています。

食事で摂った炭水化物や糖類で、血糖値が上がります。すると、膵臓からインスリンが分泌され、糖を各組織へ運ぶと血糖値はゆるやかに下がっていきます。

インスリンの分泌量は血糖値の上がり具合によって変化します。

大食い、早食いは血糖値を急激に上げ、インスリンも多く分泌されることになります。

糖がたくさんあり、インスリンも体内に多く分泌されていると、体は余った糖を溜めこみます。

溜めこまれた糖は脂肪となり、結果的に太るというわけです。 

食べても太らないようするポイントは、血糖値を急激に上げないことです。

つまり、GI値の低い食べ物が太りにくい食べ物となります。

はちみつはGI値が低い?

GI値が甘味料の中でも低いのがはちみつです。

しかも、はちみつは体が必要としているだけの量の血糖値を知っていて、それ以上は血糖値を高めません。それははちみつの中の果糖が血糖調整を行っているからです。

はちみつの主成分は約80%が糖分、20%は水分です。

この糖分は、果糖(フルクトース)ブドウ糖(グルコース)という単糖類です。

単糖類は体内に入れたときにこれ以上分解する必要がなく、すぐにエネルギーに変わります。

ハチミツはブドウ糖よりも果糖の方が多く含まれています。

果糖はブドウ糖よりも体内へゆっくり吸収されるので、血糖値が急激に上昇することはありません。

はちみつのGI値は、種類によって全く異なります。

アカシアのはちみつがGI値40と低いことが研究でわかりました。しかし、百花蜜でGI値87のはちみつもあると報告されています。

それに対してグラニュー糖はGI値110、上白糖109、三温糖109、黒砂糖99とはちみつよりもGI値が高いので、注意が必要です。

また、加糖はちみつや精製はちみつは、小麦や芋のでんぷんから作ったシロップが加えられているので、GI値も高くなります。

はちみつは加工されていない天然の純粋はちみつを選びましょう。

コチラの記事におすすめの純粋はちみつの選び方をご紹介しています。
【5分で分かる非加熱はちみつ! 99%のはちみつが加熱されているという事実】


はちみつを使ったダイエット方法

はちみつは甘いので少量でも満足感を得られ、すぐにエネルギーに変わるのでダイエットにぴったりです。

甘い物が食べたくなった時、スプーン一杯のはちみつをゆっくりと舐めてみてください。トロンとした甘いはちみつは、ダイエット中の食欲を満たしてくれるでしょう。

寝る前にはちみつを一杯

ダイエットに最も効果がある、はちみつを摂るベストな時間は夜寝る前です。

就寝前にはちみつを大さじ1杯摂ることによって、成長ホルモンの分泌を促し、質の良い睡眠が得られます。

ダイエット中は糖質を気にして食事制限をする方が多いと思います。

糖が不足していると、就寝中に体内のタンパク質を分解してブドウ糖を作って、エネルギーとして利用します。そうすると、タンパク質が不足し、筋肉の減少や、肌、毛、爪などがボロボロになってしまいます。

就寝前に摂るはちみつのブドウ糖がそれを防いでくれます。

また、ダイエット中は血糖を維持するために、他のホルモン分泌が増え、アドレナリンなどの交感神経が活発化し、睡眠の質が悪くなります。

はちみつにはトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは体内に入るとセロトニンに変化し、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を促進するので、質の良い睡眠が得られるのです。

特に寝始めの90分の深い睡眠時に成長ホルモンが出て、脂肪が燃焼する状態を作るので、寝る30~1時間前にはちみつを大さじ1杯摂りましょう。

そのまま舐めるのももちろんいいですが、白湯に溶かして飲むと、体がポカポカしてさらに脂肪燃焼効果が高まると言われています。

ただ、ここでも注意点は天然の生はちみつを選ぶことです。

そして、生のはちみつは熱に弱いので45度以下のお白湯で飲みましょう。

+きな粉で美肌効果

はちみつを溶かした白湯に、大さじ1のきな粉を加えるのもおすすめです。

きな粉は血糖値の急上昇を抑える効果があり、大豆イソフラボンの力で、美肌効果も期待できます。

+しょうがで免疫力向上効果

はちみつを溶かした白湯に、しょうがのすりおろしを加えると体が芯から温めてくれます。

毎日の免疫力向上ももちろん、風邪の引き始めにおすすめです。

+レモンで新陳代謝促進

はちみつに不足しているビタミンCたっぷりのレモンを足すことで、体の無駄な脂肪や糖分を分解し、エネルギーに変える新陳代謝を促進します。

寝る前の大さじ1杯のはちみつで、寝ている間のダイエット。

簡単で健康にもいいダイエットなのでおすすめです。

はちみつレモンの驚くべき効果効能と作り方を網羅。美容と健康にも効果が♪

はちみつレモンの驚くべき効果効能と作り方を網羅。美容と健康にも効果が♪

はちみつとレモン、昔からよく聞く組み合わせですよね。

レモンの酸っぱさがはちみつの甘さで中和され、食べやすいうえに、さらに美味しくなるという最強の組み合わせです。

部活や運動の後に食べたことがある人も多いと思います。

実はこの組み合わせ、美味しいという理由だけではなく、美容と健康ともに素晴らしい効果をもたらしてくれます。それは何でしょうか?

はちみつとレモンの選び方から簡単な作り方、効果的な使い方まで詳しく紹介します。

はちみつとレモンの選び方

はちみつの選び方

花蜜をミツバチが集め、巣に貯蔵したのがはちみつです。

はちみちは密源である花や樹木の種類によって決まります。

日本国内には600種類以上、世界には約4000種の蜜源があると言われています。

日本国内の代表的な蜜源はサクラ、ナタネ、レンゲ、ミカン、アカシア、クローバー、リンゴ、トチ(マロニエ)、ソバなどがあります。

世界にはさらに色々なはちみつがあります。

有名なのが、カナダのクローバー、メキシコのオレンジ、キルギスのエスパルセット、中国のレンゲ・菜の花、ニュージーランドのマヌカ、ルーマニアのひまわり・アカシア、スペインのローズマリー、アーモンド、イタリアのレモン・ユーカリなどの蜜源がよく知られています。

同じ密源でも採れる地域や場所によっても、それぞれ味や色、香りに変化があり、それぞれ個性があります。

はちみつを大きく分類すると、花蜜から採れるはちみつと樹液から採れる甘露蜜があり、さらに7分類されます。

1.草花

野に咲く花のように優しい香り。エレガントさや強いインパクトはありませんが、マイルドでクセがないのが特徴。

クローバー、たんぽぽ、菜の花、ひまわり、エスパルセットなど

2.樹木

ほんのりと樹の香りがします。渋みが感じられるものもあり、味はさっぱりしています。

舌触りもさらっとしていて、結晶化しにくいものが多い。

菩提樹(リンデン)、アカシア、レザーウッド、トチ、ハゼなど

3.ハーブ

花や葉から強い香りを放ち、リラックスするアロマ作用を持つハーブ。そのハーブの花から採れたはちみつもしっかりハーブの花の香りがします。アロマ効果をはちみつで実感できるのが特徴です。

ラベンダー、ローズマリー、タイム、ユーカリ、マヌカなど

4.ナッツ

ナッツ特有の香ばしい香りと色が特徴。全体的に個性的で強い味です。ナッツやチーズとの相性は抜群。

アーモンド、栗など

5.フルーツ

さっぱりとしていてさわやかな香り。柑橘系、ベリー系ともにフルーツそのままの香りがします。

レモン、オレンジ、さくらんぼ、ブラックベリーなど

6.甘露蜜

樹液を吸った昆虫から出される分泌液を密源としています。ハニーデューとも呼びます。

樹液がもともと濃度、色素が濃いので、それから作られたはちみつも色が濃くなり、こってりとして黒糖のように味に深みがあります。ミネラルを多く含んでいるのも特徴です。

もみの木、オーク(樫・楢)の木、ブナの木などの樹液を吸った昆虫の分泌液

7.百花蜜

複数の花の蜜をミツバチが集めてできるはちみつ。色々な花の香りがします。

野の花、山の花、森の花など

レモンのはちみつ漬けに合うはちみつは、レモンと同じ柑橘系のはちみつや、クセがない草花や樹木のはちみつがとても相性が良く、どなたにでも美味しいと感じる味になります。

また、アロマが好きな方ならハーブのはちみつも美味しいと感じるでしょう。

蕎麦や栗、甘露蜜はチーズやコーヒーには合いますが、レモンに合わせるにはクセがあるため好き嫌いが分かれるかもしれません。

いずれもはちみつは加工されていない純粋はちみつ、そして非加熱の生はちみつを選びましょう。精製はちみつや加糖はちみつは、はちみつ本来が持つ栄養素をほとんど含みません。

レモンの選び方

レモンは「レモン○個分のビタミンC」と指標として使われるぐらいビタミンが豊富な果物です。

果肉だけでなく、レモンの皮にはリモネンという成分があり、脳の働きを活性化させ、リラックス効果や血行促進効果があります。

皮ごと食べられるはちみつレモンは、栄養素を丸ごといただける理想的なメニューです。

レモンを購入する際に気をつけることは、ずばり農薬です。

国内で販売されているレモンの多くはアメリカなどからの輸入品です。

輸入レモンには輸入の際に、防カビ剤など「ポストハーベスト農薬」がかけられていることが多いです。

輸入時には基準値等の検査が行われてはいますが、皮ごと食べるはちみつレモンには国内産レモン、もしくは無農薬、ノーワックスと明記された輸入レモンを選びましょう。

もし手に入らなければよく洗い、薄く皮を剥いて使う方が安心です。

国産では国内産レモンの生産量の5割以上が広島です。

瀬戸内レモンはブームにもなりましたね。

10月~12月は緑色で、12月後半から黄色く熟してきます。

冬が旬のレモン。持った時に重量感とハリとつやがあり、果皮にほどよく弾力があるものを選びましょう。

保存容器の選び方

出典:https://daidokorog.pal-system.co.jp

手作りのはちみつレモンに適した容器は、煮沸消毒ができるガラス製の瓶がおすすめです。

ポイントはきちんと密閉できるかどうかです。

雑菌は酸素に触れることで繁殖しやすくなるので、清潔に保つには密閉できる瓶を選びましょう。

レモンが取り出しやすいよう、口が広いタイプもおすすめです。

また、高さが浅いものよりは深いものを選んだほうが、はちみつが行き渡りやすくなります。

はちみつレモンの作り方

出典:https://shop.morozoff.co.jp

はちみつレモン簡単レシピ

材料・レモン……適量

   はちみつ……適量 

   密封できるガラス瓶……1個

下準備

1.瓶を煮沸消毒します。

出典:杣家の暮らし

 瓶と蓋、ともに被るくらいの水を入れた鍋に入れ、沸騰してから2~3分ぐつぐつ煮ます。 布巾やペーパータオルの上に置き、自然乾燥、または水気を拭きます。

2.レモンは塩(分量外)で揉み込むようにして、表面のワックスを落とし、洗い流します。

 国産の無農薬レモンは洗うだけでOKです。

3.洗ったレモンを皮ごと薄い輪切りにします。

4.レモンの種を丁寧に取り除きます。

作り方

1.煮沸消毒した瓶にレモンを入れます。

2.レモンがひたひたになるまではちみつを入れましょう。

 蓋を閉めて、冷蔵庫へ。1日~2日おいたらできあがりです。

 漬ける日にちはお好みでOKです。

 

はちみつレモンって日持ちする?保存方法

はちみつレモンは冷蔵庫で約半年間保存が可能です。

ただし、注意点があります。

①作る際にレモンを綺麗に洗い、水気を布巾などでしっかりと取ること。

②密閉できるガラス瓶の煮沸消毒をきちんと行うこと。

③手と包丁もしっかりと洗うこと。

雑菌が入らないよう作り、冷蔵庫で保管する、それだけで約半年間も保存できるのは、はちみつが強い殺菌作用を持っているからです。

はちみつに漬ける前のレモンは丸ごと保管すれば、防腐されている輸入レモンは1か月、国産のレモンは2週間ほど保ちますが、カットしたレモンは、お皿に切り口を下にしてラップに包んで冷蔵庫へ入れ、5日しか保存できません。

はちみつに浸した「はちみつレモン」が半年保存できることを考えると、はちみつによる殺菌保存効果は素晴らしいですね。

はちみつレモンの驚きの効果効能

スポーツの後や風邪を引いたときに効きそうなイメージがあるはちみつレモンですが、美容と健康に驚きの効果効能があります。

はちみつレモンの美容効果

新陳代謝促進

レモンに含まれるクエン酸が、脂肪や糖分をエネルギーに変え新陳代謝を促進します。

新陳代謝は体の無駄な糖分や脂肪を分解します。ダイエットや美肌効果に期待できます。

アンチエイジング効果

レモンに含まれるビタミンCはコラーゲンを生成し、シミの元となるメラニンの生成を抑制する働きがあります。

また、同じくレモンに含まれるクエン酸は抗酸化作用があり、紫外線から細胞を守ります。クエン酸は新陳代謝を活発にするので、肌のターンオーバーも促します。

ダイエット効果

はちみつは砂糖に比べてカロリーは20%ダウンなのに、甘さは砂糖の約3倍!

ダイエット中に甘い物が欲しい時、少量でも満足感を得られ、すぐにエネルギーに変わるので、砂糖よりも太りにくいと言われています。

目の疲労回復

はちみつに含まれるルテインは目の疲労回復に効果があります。

パソコンやスマートフォンで日々酷使されている目。目が疲れると、目がしょぼしょぼして一気に老けこむような気がしますよね。反対に、目がすっきりすると表情も明るくなります。

口臭対策

レモンに含まれるビタミンCの抗菌作用と、酸味により唾液が多く分泌されるので、口の中の殺菌の繁殖を抑え、口臭を予防します。

はちみつはミュータンス菌の活動を抑えるので、虫歯になりにくくなります。

そして、はちみつにより腸内環境も整うので、胃腸機能が原因の口臭予防にも効果があります。

はちみつレモンの健康効果

免疫力向上

レモンに含まれるビタミンCの働きで病原菌をやっつけ、抗酸化作用により健康に有害な活性酸素から体を守ります。

はちみつにはグルコン酸が含まれ、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあります。

この腸内環境が免疫力向上には欠かせません。

全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸にあります。腸内の働きを整えることで、免疫力の向上に繋がるのです。

殺菌効果

はちみつは古来より栄養素の高さから内服はもちろん、火傷や皮膚病の外科的治療に使われていました。

その強い殺菌効果は科学的に証明されています。

チフス菌や赤痢菌、ピロリ菌などの病原菌がはちみつの塗布により死滅するなど、細菌の繫殖を抑える効果があります。

これは、はちみつに含まれるグルコン酸が持つ殺菌力に加え、グルコースオキシダーゼという酵素が強い殺菌力を持つ過酸化水素(消毒液オキシドールの成分)を作るからだと明らかになりました。

疲労回復効果

はちみつの主成分は単糖類であるブドウ糖と果糖です。

単糖類は体に入るとこれ以上分解される必要がないので、すぐに消化しエネルギーとして体に吸収されます。

また、レモンに含まれるクエン酸には疲労回復効果があります。

疲れたかな?という時やスポーツの後にはちみつレモンを口にするのは、疲労回復に最適な効果があります。

喉の痛みや口内炎に

はちみつに含まれるグルコン酸による殺菌効果と、はちみつ特有の高い粘性と保湿力は粘膜を保護する力があります。

喉がイガイガする時や、口内炎におすすめです。

二日酔いの予防、解消に

はちみつに含まれる果糖がアルコールの分解を促進します。

分解されたアルコールは、はちみつレモンに多く含まれるビタミンCによって、体外へ排出されます。

また、はちみつに含まれるパントテン酸が肝臓を強くする効能があるため、二日酔いの予防にも効果があります。

お酒を飲む前、また飲んだ後にははちみつレモンを食べると、翌朝の目覚めがさわやかになるでしょう。

動脈硬化を防ぐ

はちみつに含まれるコリンという成分が動脈硬化を予防すると言われています。

コリンは、血管を拡張させ、血圧を下げる。そして、血管壁への悪玉コレステロールの

沈着を防いでくれる、という働きを持っているからです。

また、レモンのビタミンCには動脈硬化の原因となる活性酸素を除去して血管を強くする働きがあります。

レモンの皮と実の間の白い部分にはポリフェノールがあります。

ポリフェノールは動脈硬化の原因物質が作られるのを防ぐ働きがあるため、はちみつレモンは皮ごと食べるのが望ましいです。

そして、ビタミンCは加熱すると破壊されるので、熱を加えずに食べましょう。

快眠効果

レモンの皮に含まれるリモネンという成分は、脳からα波を出し、リラックス効果が期待できます。

また、はちみつには、ストレスを和らげるセロトニンを分泌させるために必要なトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは鎮静作用があり、ストレスを取り除き眠りの質を高めてくれます。

就寝の1時間ぐらい前にはちみつレモンを取ると快眠効果が期待できます。お風呂程度のぬるま湯でホットはちみつレモンにすると、体も温まり、さらにリラックス効果が向上するでしょう。

認知症予防効果

はちみつに含まれるフラボノイドやプロポリスが脳細胞の炎症を防ぎ、認知症予防に繋がるという最新の研究が発表されました。

それは認知症を引き起こす原因物質、LPSにあります。

LPSは体内にある常在菌が出す毒素で、誰もが体内に持っています。

それが、何らかの原因で異常に増加すると、脳細胞が炎症を起こし死滅することで、認知症発症の原因になるといいます。

はちみつの優れた抗菌作用が認知症予防に繋がります。

また、レモンの皮に含まれているリモネンも脳の働きを活性化しリラックス効果があるので、はちみつレモンは相乗効果で脳に良いでしょう。

はちみつレモンの食べ方

美容と健康にとてもいいはちみつレモン。

パンやホットケーキにかけたり、ヨーグルトに混ぜたりするのももちろん美味しいですが、デザートや料理に色々アレンジして使えます。

冷蔵庫に常備して楽しんでください。

はちみつレモンを使った簡単レシピ

はちみつレモンドリンク

出典:https://www.kurashiru.com

 一番手軽にできるのは水やお湯、ソーダで割ってはちみつレモンドリンクを作る方法でしょう。

はちみつレモンにおすすめのはちみつはエスパルセットハニーです。

エスパルハニーは、はちみつ特有の臭みがなく、レモンの香りを活かしたはちみつレモンを作ることができます。

また、味にクセがなく、えぐみがないため喉越しが良く、どんな飲み物にも合います。

はちみつレモン大さじ2~3杯に炭酸水200ccを好みで入れるとレモンスカッシュになります。

レモネードなら、はちみつレモン大さじ1~2杯にお湯を200cc入れます。

紅茶に入れるとレモンティーに。

ヨーグルトに入れて、牛乳を足せばラッシー風ドリンクです。カレーと一緒に食卓に出すと喜ばれますね。

出典:https://www.kurashiru.com

お酒好きの方は焼酎と炭酸で割るとはちみつレモンハイはいかがですか?

はちみつは消化機能が優れているので悪酔いせず、お酒を味わえます。

風邪の引きはじめや、喉がイガイガする時は、お湯で割っておろししょうがを小さじ1/2ほど入れるいいでしょう。体が芯から温まります。

はちみつレモンゼリー

出典:https://ouchi-gohan.jp

おやつや食後のデザートにはちみつレモンを使ってゼリーはいかがですか?

作り方は簡単です。

①50ccの水に粉ゼラチン10gを溶かし20分ほどおきます。

②鍋で425ccの水を少し湯気が立つ程度に温めます。

③はちみつレモン大さじ6~7杯をボウルに入れお湯を注ぎ混ぜます。

④③にゼラチンを混ぜて、ボウルのまま冷蔵庫で冷やし固めます。

⑤固まったらフォークで崩します。器に盛り、お好みでミントやはちみつレモンのレモンを飾ります。

はちみつレモンシャーベット

出典:https://disseny.jp

夏の暑い時期におすすめは、はちみつレモンシャーベットです。

作り方は簡単です。

①はちみつレモンを好みの割合で水で割ります。

②ジップロックなどに入れて冷凍します。

③途中で完全に凍る前に袋の上から手で揉みます。

④再び冷凍庫へ入れ、凍ったら器に盛り、あればミントなどを飾ります。

お好みで水の代わりに牛乳で割ってもよいでしょう。

チキンソテーはちみつレモンソース

はちみつレモンはソースにするのもおすすめです。

①オリーブオイル少々を熱したフライパンに鶏もも肉を皮の面から入れ、蓋をします。

こんがりと焼けたら、フライパンの余分な油を拭き取り、裏返して焼きます。

②しょうゆ大さじ1・はちみつレモン大さじ2~3・白ワイン(なければ酒)大さじ1を合わせておきます。

③チキンが焼けたら②を回し入れ、汁気がなくなってきたらブラックペッパーをふって出来上がりです。

このソースは万能ですので、豚肉や牛肉、魚にもおすすめです。

さっぱりとした食材ならバターを加えるとコクが出ます。

サラダドレッシング

レモンの酸味とはちみつの甘味が合わさっているはちみつレモンはドレッシングにもおすすめです。

作り方は、はちみつレモン大さじ2と粒マスタード大さじ1・塩少々を混ぜます。好みでオリーブオイルを入れてもよいでしょう。

野菜サラダだけでなく、蒸し鶏にかけたり、豆腐サラダにかけたりアレンジが楽しめる味です。

はちみつレモンのポテトサラダ

定番料理のポテトサラダの味付けにはちみつレモンを加えるだけ。

マヨネーズを少々減らして作ればヘルシーです。

レモンの香りとはちみつの甘さでさっぱりとしたポテトサラダになります。

 

はちみつレモンのオニオンマリネ

出典:http://www.bee-skep.com

オニオンスライスをはちみつレモンでマリネしておくと、肉料理の付け合わせや、魚のカルパッチョのトッピングにぴったりです。

作り方は、

①はちみつレモン大さじ3とオリーブオイル小さじ1、塩小さじ2/3、こしょう少々を混ぜておきます。

②玉ねぎ1個をスライスし、水にさらしてから手で絞って水を切ります。

③玉ねぎに①をよく混ぜ、冷蔵庫で20分ほどなじませます。

焼いたお肉や、薄く切ったお刺身に乗せて食べればさっぱりと美味しく食べられます。

また、焼いたり、揚げたりした魚を漬ければ美味しいマリネ料理が出来上がります。

まとめ

はちみつとレモンの組み合わせが美容と健康に、しかも味まで最高であることがわかりました。

近年、研究が進み、はちみつは体にいい万能型の健康食品であるスーパーフードだと注目されています。

大切なのは、加工されていない天然の生はちみつを選ぶことです。

天然の生はちみつに含まれる食物酵素は46度を超すと熱破壊されてしまいますので、輸送の温度管理をされているものを選びましょう。

また、天然ではなく熱処理・脱臭・脱色など加工されたものは、栄養素のほとんどが消えてしまいます。

おすすめはキルギス共和国原産のエスパルセットハニーです。

抗生剤等の投与をしない健康なミツバチが、100%無農薬で育てられたエスパルセットの花の蜜を集めたはちみつです。

冷蔵コンテナで輸送し、その後の温度管理も徹底しているのではちみつ本来の栄養素が生きています。

はちみつ特有の臭さやえぐみがなく、花の香りが豊かで、すっきりとした上品な甘さが特徴です。

はちみつレモンにすると、レモンとの相性も良く、そのまま舐めるのはもちろん、ソースやドレッシングなど料理に使うと素材の味を邪魔することなく、爽やかな風味を味わうことができます。

エスパルセットハニーについて詳しくはこちらをご覧ください。「キルギスハニーが今凄い!恐るべきその効果とは?」

はちみつはほぼ完全な栄養食品ですが、ビタミンCだけは不足しています。

そこでビタミンCたっぷりのレモンと組み合わせたはちみつレモンは「美味しい」だけでなく、「最強のサプリメント」です。

毎日の美と健康に、ぜひはちみつレモンを活用してください。

参考・Precious.jp「スーパーフード」

   Tripa「国産レモン生産量日本一!」

   果物ナビ「果物図鑑」

   ラベイユ「はちみつ図書館」   

           美リラ空間

   グルメノート

   『ひとさじのはちみつ』作・前田京子 マガジンハウス発行

驚くべきはちみつの効果と効能とは?美容や健康効果にも期待!?

驚くべきはちみつの効果と効能とは?美容や健康効果にも期待!?

体にいいと言われているはちみつ。

スーパーやコンビニでも手軽に買うことができ、パンに塗ったり、紅茶に入れたり、料理に使う、といったその家庭なりのはちみつの使い方がありますよね。

しかし、正直、健康にいいという効果は実感できていない方も多いのではないでしょうか?

市販されているはちみつの多くは加工されていたり、正しい温度管理がされず、本来のはちみつの良さが失われています。

そこで正しいはちみつの選び方と共に、はちみつが持つ真のパワーをご紹介します。

はちみつとは?

はちみつができるまで

はちみつ=蜂蜜は、その名の通り花の咲く季節、ミツバチが花の蜜(花蜜)を採集し、巣に帰ってから吐き出し、貯蔵したものをいいます。

花の蜜の成分はショ糖と言います。ミツバチはそれを体内で自身が持つ酵素によってブドウ糖と果糖に分解します。その蜜は巣に持ち帰った時点では、水分量70%と水っぽい状態です。

それを巣にいる貯蔵係のハチに口移しで渡し、巣に保管します。

そして、貯蔵係のハチは、自らの羽で羽ばたいて水分を蒸発させます。

水分量20%になるまで濃縮されたら、巣作り係のハチが蜜ろうによって蓋をし、じっくりと時間をかけて熟成され、はちみつが出来上がります。

養蜂家の方によって、その巣板を遠心分離器にかけ、フィルターで濾して不純物を取り除かれています。

自然界で最も甘い蜜といわれるはちみつ。

1匹のハチが一生で集められるはちみつの量は、ティースプーン1杯分といわれています。

働き者のミツバチの渾身のはばたきによって作られるはちみつは、ミツバチの努力の結晶なのです。

はちみつの種類

はちみつには色々な種類があります。

大分類は1、ミツバチの採集する花の種類によるもの2、加工されているかどうか、で分けて考えるといいでしょう。

ミツバチの採集する花の種類によるもの

はちみつは単花蜜と百花蜜があります。

ミツバチは色々な花が咲いていても、一つ花から蜜を採集したら、可能な限りその花のみを採集するという性質があります。

どうやって、一つの花の蜜のみを集めるか不思議ですよね。

それは、「今、この花が満開で蜜があるよ」という情報を探索係のミツバチが巣に帰って、みんなに知らせます。

その方法はとてもユニークです。おしりを振りながら八の字を描き踊ります。それはミツバチのダンスと呼ばれ、仲間内で蜜源の位置を知らせるダンスです。

こうやって一つの花から蜜を採集することができ、単花蜜が出来上がります。

それに対し、百花蜜は複数の花を蜜源としているはちみつです。

百花はたくさんの花という意味です。

単花か百花かは、ハチの種類によって分かれます。

現在、たいていの養蜂はセイヨウミツバチによって行われています。

セイヨウミツバチは同一の花蜜を集め、多くのはちみつが採取できるという習性があります。

日本に古くから生息しているニホンミツバチは、野山に咲くいろいろな花蜜を集める習性があり、百花蜜のはちみつができます。

しかし、ニホンミツバチは生息数も少なく、巣箱から逃げ出してしまうという習性があるので、現代の養蜂はセイヨウミツバチが主流となっています。

単花蜜はその花により特徴があり、製品としても味が安定していますが、百花蜜は製品によって味や香りが違います。

 

加工されているかどうか

はちみつにはその加工処理により、

・純粋はちみつ

・精製はちみつ

・加糖はちみつ

という種類があります。

純粋はちみつは、ハチが作ったはちみつそのもの、何も混ぜられていないものです。

精製はちみつは、食品や飲料水に使いやすいよう香りや色を取り除いたもの。加工されているので、栄養素は壊れており、甘味を加えるという役割しかありません。

加糖はちみつは、未成熟のはちみつに加糖したもの。はちみつの含有量が60%以下を指します。

精製はちみつや加糖はちみつのような加工されているものは、本来のはちみつが持つ栄養成分は大きく損なわれおり、単なる甘味として考えた方がいいでしょう。

はちみつに含まれる栄養素

はちみつは世界最古の薬の一つと言われ、各国の古の薬の文献に登場しています。

栄養価が高いので内服用としてはもちろん、その殺菌力から外傷や皮膚病の治療薬としても使われてきました。

それでは、はちみつにはどのような成分が含まれているのでしょうか?

はちみつの成分

はちみつの種類によって割合は違いますが、はちみつのの成分で最も多いのはブドウ糖と果糖で、次に水分です。

その他、カルシウムや鉄など27種類のミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含む栄養豊富なスーパーフードです。

はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖は私たちの体に欠かせない栄養素です。

体内に摂取されたハチミツは、ブドウ糖と果糖となります。

これはどちらも【単糖類】のため、体の中に入ると短時間で吸収されて、胃腸へ負担がかからずエネルギー源となります。病気などで体力が衰えたり、食事が取れない病人にブドウ糖を点滴するのはそのためです。

そして、ブドウ糖と果糖は血管を通り肝臓に運ばれます。

その後、筋肉に蓄えられ、筋肉の収縮のためのエネルギー源となるグリコーゲンになります。

血液中のブドウ糖は血糖といい、普通の生活では1時間あたり平均15g〜16gのブドウ糖を消費しています。

激しい運動をした後、血糖値が極度に低下すると、命の危険も伴いますが、グリコーゲンが肝臓に蓄えられていると、再度血液中に戻るという役割を持っています。

スポーツの前には、エネルギー源となる炭水化物とともに、たくさんのグリコーゲンを蓄えておく必要があります。

マラソンや水泳など、激しいスポーツの前にはちみつ入りドリンクを飲むのは理にかなっています。また、体調を崩している時や疲れがたまっている時にも、効率よく栄養を吸収し、短時間で効果的な回復が期待出来ます。

はちみつに含まれるビタミン

はちみつはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・C・K・コリンなど、約10種類のビタミンが入っています。

ビタミンには少量で効果のある「活性型」と大量でなければ効果のない「不活性型」があります。

はちみつに含まれるビタミンのうち、なんと92%が「活性型」ビタミンです。

その多くを占めるのがビタミンB1、B2、B6、B12などのビタミンB群です。

ビタミンB群は疲労物質である乳酸の燃焼に寄与するため、「疲労回復ビタミン」とも呼ばれています。

ビタミンB2 B6には細胞の再生を促す効果や、皮膚や粘膜を保護する作用もあります。

乾燥による肌荒れや髪のダメージが気になる方には嬉しい栄養素です。

ただ、はちみつはビタミンCだけは不足しています。

そこで、ビタミンCが入った食材と合わせるといいでしょう。

昔からの定番料理、‘レモンのはちみつ漬け’は、はちみつの効果に加えてレモンに含まれるビタミンCが合わさっているので、理にかなっています。

果物にかけたり、サラダのドレッシングに加えるのもおすすめです。

ただ一つ、注意したいことがあります。

それは加工されていない天然の生はちみつを選ぶことです。

天然の生はちみつに含まれる食物酵素は46度を超すと熱破壊されてしまうので、輸送の温度管理をされているものを選びましょう。

また、天然ではなく熱処理・脱臭・脱色など加工されたものは、栄養素のほとんどが消えてしまいます。

はちみつの効果・効能

誰もが家庭で教わった「おばあちゃんの知恵袋」を持っていると思います。

”風邪を引いたらネギを首に巻く”、”熱がある時はたまご酒がいい”、”頭痛には梅干をこめかみに貼る” などです。

その中でも、

”はちみつ大根は咳や喉の痛みにいい”

というのは聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?

はちみつには殺菌作用がある上、粘膜を保護してくれるので喉痛に効果を発揮するからです。

それでは、はちみつは他にどのようなパワーを持っているのでしょうか?

はちみつの美容効果

はちみつは実は医薬品として指定されています。

日本薬局方によると、

滋養・病中病後・肉体疲労・栄養剤、甘味剤として、そのまま又は薄めて用いる。

口唇の亀裂・あれには、そのまま患部に塗る。

と、効能、効果に示されています。

はちみつはカルシウムや鉄など27種類のビタミン・ミネラルと、22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノールなど約150の栄養成分を含んでいます。

滋養や肉体疲労に効果があるのは栄養成分から見ても一目瞭然です。

そして、はちみつの特徴である粘り気のあるとろりとしたテクスチャーは、栄養成分にプラスし、「傷んだ肌や粘膜の修復を助ける」という効果があります。

医学の父であるヒポクラテスも「傷の治療にはちみつが良い」と言い残したと言われ、現代医学からも非常に注目されています。

かのクレオパトラは美容のために、はちみつをこの上なく愛用し、お風呂にたらしたはちみつ風呂が美の秘訣だったとの話もあります。

湯船に大さじ2~3杯のはちみつをたらすだけで、クレオパトラと同じお風呂になるなんて想像するだけでうっとりしますね。

おすすめの使い方は、はちみつ化粧水です。

作り方はとても簡単。

100mlの水に小さじ1/2の天然はちみつと、ほんの少しのビタミンC(アスコルビン酸)の原末を混ぜるだけ。

紫外線で日焼けした肌に、冬の乾燥した肌に、はちみつのしっとりとした保湿効果を実感できることでしょう。

しかし、実際に美容効果があるのは、天然の生はちみつだけですので注意が必要です。

はちみつの健康効果

はちみつに含まれる数多くのビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素などは、毎日の健康に嬉しい効果があります。免疫力アップや生活習慣病予防、抗酸化作用、アンチエイジングなどが期待できます。

なかでも、「腸活」には天然の生はちみつが最適です。

この「腸活」、最近よく耳にすると思います。

腸は健康な毎日を送る上でとても重要な役割が秘められていることが、最近の研究でわかってきました。

腸には食べ物だけでなく、さまざまな病気の原因となる菌やウィルスなどが入ってきます。いわば体内で最も密接に”外”と接する臓器です。

腸は排泄物を作る機能だけだと思われていましたが、それだけではありません。

全身の免疫を司る体中の免疫細胞の7割が腸にあります。

この免疫細胞を活性化させることが、外部からの病原体と戦う免疫力の向上にもつながります。

腸とは関係がないと思われていたインフルエンザや肺炎に対する免疫力の高さも、腸の免疫細胞力と関係していることがわかってきたのです。

生はちみつにはグルコン酸が含まれ、腸内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあります。

天然の酵素や栄養分を損なわないよう、熱を加えずに食べられるトーストやヨーグルト、果物などに添える食べ方がおすすめです。

インフルエンザが流行する季節に、仕事を休めない方、受験生、健康を気にする方は、ぜひ腸を活発にして、健康な毎日を送りましょう。

はちみつのダイエット効果

はちみつにも糖分が含まれているので太ると思われがちですが、ハチミツは体が必要としているだけの量の血糖値を知っていて、それ以上は血糖値を高めないということが発見されました。それははちみつの中の果糖が血糖調整を行っているからです。

はちみつの主成分は約80%が糖分、20%は水分です。

この糖分は、フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)という単糖類です。

単糖類は体内に入れたときにこれ以上分解する必要がなく、すぐにエネルギーに変わります。

ハチミツはブドウ糖よりも果糖の方が多く含まれています。

果糖はブドウ糖よりも体内へゆっくり吸収されるので、血糖値が急激に上昇することがありません。一度に大量の糖分を肝臓に送り込まないようにコントロールしているからです。

肝臓に蓄えられたグリコーゲンが一定量を超えると、余った分は脂肪に変わります。

砂糖を摂りすぎると太るといわれているのはこのためです。

しかも、砂糖に比べてカロリーは20%ダウンなのに、甘さは砂糖の約3倍!

砂糖の代わりにはちみつを使えば体に良く、太りにくいというのは納得です。

糖分以外にも、たくさんの天然成分が含まれ、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸、食物酵素などが豊富に入っています。

ここまでバランスの良い食品はなかなかありません。

はちみつはダイエットにも効果的です。

寝る前にはちみつを大さじ1杯食べるだけのはちみつダイエットです。

はちみつには、ストレスを和らげるセロトニンを分泌させるために必要なトリプトファンが豊富に含まれています。つまり、鎮静作用があり、ストレスを取り除き眠りの質を高めてくれます。

寝る30分~1時間前に、40度くらいの白湯に溶かして飲むと体が温まり、さらに脂肪燃焼効果があると言われています。

これに大さじ1のきな粉を加えるのもおすすめです。

きな粉は、血糖値の急上昇を抑える効果が含まれていますので、ダイエット効果もアップするでしょう。さらに大豆イソフラボンの力で、美肌効果も上がります。

ぜひ、はちみつのある毎日をお過ごし下さい。

参考:店通「はちみつの効能とは?」 

   ピントルのはちみつ専用ページ「はちみつの種類」

   Shigenoya Forum

          『ひとさじのはちみつ』作・前田京子 マガジンハウス発行

キルギスハニーが今凄い!恐るべきその効果とは?

キルギスハニーが今すごい!恐るべきその効果とは?

中央アジアに位置するキルギス共和国は国土の80%が標高1,000m以上の高山地帯にある山岳国で、手付かずの自然の美しさは「中央アジアのスイス」と呼ばれています。

ここキルギス共和国は天山山脈がそびえており、豊かな水を貯え自然豊かな土地でキルギスハニーが生まれました。なかでも、高山植物の一種エスパルセットを蜜源としたエスパルセットハニーは昔からヨーロッパやアラブの貴族の間で取引されている高級蜂蜜です。

ここでは、キルギスのはちみつの素晴らしい効果を含めご案内いたします。    

【キルギスの白いはちみつ】

白いキルギスハニーの密源は、主にエスパルセット(別名:イガ豆、サインフォイン)と呼ばれる高原地帯に咲くの植物で、他の蜜源から作られるはちみつとは比べ物にならないほどの食物酵素が入っています。

ビタミンとミネラルを多く含み、その味わいと、健康や美容への効果があることからアラブの王族やヨーロッパの貴族、中国の富裕層の間でも人気とされていて、これまではアラブや東南アジアの華僑によって買い占められていました。

養蜂が盛んな先進国では生産性を上げるために抗生物質が投与されている可能性が高いです。

しかし、この白いキルギスハニーはミツバチに抗生物質を投与するようなこともない100%天然オーガニックなので安心できます。

白く結晶化した見た目が特徴ですが、普通のはちみつとは異なり、まるでバターのように塗れる滑らかさがあり、後味は上品な甘さが残ります。

はちみつ独特のクセがなく香りも控えめなので、一般的なはちみつが苦手な人にもおススメです。  

「白いはちみつキルギスハニー」には2種類ある

白いキルギスハニーには2種類が存在しています。
手を加えて白くしたはちみつと、手を加えずに自然と白く結晶化するはちみつの2種類です。  

手を加えて白くしたはちみつ

◆攪拌して白くしたはちみつ

蜜源となるエスパルセットの含有率が低いので、結晶化してもやや茶色もしくは黄色っぽい蜂蜜ですが、攪拌することによって白くした蜂蜜があります。

はちみつもメレンゲと同じように攪拌することによって白くなります。

現地では「クリームはちみつ」「クリーミーはちみつ」と呼ばれたりしますが、ラベルには「エスパルセットはちみつ」や「白いはちみつ」と書かれているため、見ただけでは攪拌していない白いはちみつとの区別が難しいです。  

手を加えずに自然と白く結晶化するモノ

◆攪拌などせず結晶化によって白くなったはちみつはエスパルセットの含有率が高いので、全く手を加えていないにもかかわらず、真っ白なキルギスハニーになります。

手を加えて白くしたモノとは異なり、手を加えずに自然と白く結晶化しているため風味・舌触りなどに違いがあります。

こちらは他のはちみつと比べると効果効能も非常に高く、栄養価も勝るために、他のはちみつとは全く異なります。最も優れたはちみつとなります。  

スーパーなどで見かけるはちみつ

対して、スーパーなどで見かけるエスパルハニーは、安価にしあげるため人工的に加熱や加糖の加工がしてあります。
大量に生産できるので比較的安価で購入できます。

白いキルギスハニーには、商品によってエスパルセットの含有率が異なります。
一般的な指針として1種類の蜜源の含有率が70%以上のモノを、単花蜜と呼んでいます。
なかには、検査をしてエスパルセットの含有率が85%~95%あるエスパルセットもあります。
それらは、はちみつに含まれる花粉の種類と量によって識別されます。
「攪拌などせず結晶化によって白くなったはちみつ」の中だけに見られるものです。

他のエスパルハニーと書かれている白いキルギスハニーは、エスパルセットの含有率が30%~60%の可能性が高く、これらのはちみつには菜の花や忘れな草の花蜜が多く含まれていると考えられます。
それは巣箱の置き場所や時期、採蜜のタイミングなどから推測されます。  

キルギス現地での食べ方

キルギスの現地では、白いキルギスハニーをスプーンにとり、そのまま舐めることが習慣化されています。

白いキルギスハニーの密源であるエスパルセットは、キルギス現地では古くから薬草として用いられており、それらから採集されたはちみつは、新陳代謝向上の目的など薬としても古くから食べられていました。

今では風邪や口内炎の予防などのために愛用していますが、このはちみつが世界で認められていることを誇りに思っています。

クセがなく後味もさっぱりしているので、ヨーグルトにかけたり、パンに塗ったり、紅茶の中に入れて飲むなどが王道です。

その食べ物の味を損なわずに甘みをプラスしてくれるだけでなく、効能的意味でも重宝されています。

さらに、現地では、白いキルギスハニーの密源に近いという理由から恵まれた環境にあると言えるので、他国よりも入手しやすく、美容法にも用いられています。

保湿性に優れているためスキンケアに大変良いとされていて、体と顔に塗ってパックにも使用されているのです。  

キルギスハニーの驚くべき効果!

 かつて白いキルギスハニーがテレビで紹介されたことがあります。

テレビでは、驚きの健康効果をマレーシアのサインズ大学が検証していました。
カルシウムを混ぜた水、天然はちみつを混ぜた水を6ヶ月間飲み続け、骨密度を比較するというものです。
そこで、天然はちみつ水のほうが、骨密度が上昇するのが実証されました。

2018年11月12日の「名医の太鼓判」というTBSのテレビ番組において、白いキルギスハニーが“万能型のはちみつ”であり、脳の栄養素になるブドウ糖が豊富であること、美肌や風邪に効果が期待できることが取り上げられていました。

主となる効果効能を記載してみます。  

骨の老化予防

天然はちみつには数百種類のポリフェノールが含まれているために、この効果により老化を遅らせるだけでなく、グルコサミンも含まれていますので、ここでも相乗効果で骨の老化予防に役立ちます。これはもちろん、天然非加熱のはちみつだけの効能です。

グルコサミンは、アミノ糖の一種です。
グルコサミンは人の体内で合成されますが老化で衰えていきます。

グルコサミンを補給することで、軟骨の磨り減りを抑え、関節の動きを滑らかにし、関節痛を改善する効果があることは、海外でおこなわれた複数の臨床試験でも有効性が示唆されています。

はちみつの健康効果を研究している平柳先生によると、はちみつポリフェノールが破骨細胞の数・働きを抑えるため、
はちみつを食べれば骨の老化を予防できるといいます。
(出典・「名医の太鼓判」TBSのテレビ番組)  

疲労回復効果

はちみつの糖分は、単糖類なので、即エネルギーへと変わります。
消化器に負担をかけず、体力を消耗した体に早く効きます。

生はちみつは吸収が早いため、疲れた時に瞬時に栄養補給ができるということです。

はちみつにはストレスを和らげる「セロトニン」を分泌させるために必要な「トリプトファン」が豊富に含まれているので、安眠効果が期待でき、鎮静作用があるので熟睡するのに役立ちます。

寝る前の空腹時に摂取するのが最も効果的とされているので、そのまま手を加えずにスプーンにすくっていただきましょう。
(はちみつは金属に触れると変質してしまいますから、そのときはハニーディッパーや金属以外のスプーンを使用してください。)

また、ブドウ糖の含有率の高さから、リラックス効果もあるとされています。
脳の栄養素はブドウ糖です。
ですから、疲れた時にブドウ糖が多く含まれるはちみつが効果を発揮するというわけです。  

美容、保湿効果

私たちの体内で栄養素を分解・合成する代謝には酵素を助ける「補酵素」としてミネラル・ビタミンが必要です。

キルギスハニーには、豊富なビタミンまた、ミネラルがたっぷり含まれ、代謝もよくなり女性の美肌へ役立ち、またパックや洗顔に利用するなど保湿効果もあるので美肌に効果的な役割も果たします。

抗酸化作用もあるため老化対策にもなります。また、ミネラルやビタミンは体内で合成することができないため、100%外部補給が必要なのです。

お風呂に入った後にはちみつを顔に塗ると保水力が高まり、乳液にはちみつを1滴垂らして混ぜてから塗ると、保湿効果が高まります。

はちみつは粒子が細かく浸透が早いため、適量の場合は肌に塗ってもベタベタすることがありません。

ですから、美肌を保つためのはちみつレモンをつける健康法では、5分ほどおいて水を流すと、パックのような効果が得られるとしていてスキンケアにも用いられています。

また、ヘアケアにもプラスに働くので、さらさらつやつやにしたければ、いつものトリートメントに少量のはちみつを混ぜ合わせて使うという簡単な方法であっても、その栄養価、保湿作用を実感できるでしょう。  

カロリーダウン、ダイエットにも

 はちみつは栄養価がとても高いことでも知られていますが、甘さは砂糖の3倍あるのに、カロリーは砂糖より20%抑えることができます。砂糖の代わりに血糖値を調整する機能もあるため、脂肪がつきにくくなります。砂糖をはちみつに変えることで甘いものを制限しすぎずにいただけます。つまり罪悪感なく甘さを得られ、満足感ある生活へと変わることができます。

はちみつは運動が加わればエネルギーに変わりやすいという点から、体脂肪がつきにくいだけでなく、100gあたりのカロリー量も、砂糖よりおよそ100キロカロリー少ないのです。

はちみつは高い抗酸化作用のあるポリフェノール、新陳代謝の促進効果がある亜鉛を含有しています。

これらの成分が老化の原因である活性酸素を除去し、新しい細胞への生まれ変わりをサポートする事で、痩せやすい体になれるでしょう。

また、はちみつにはカリウムが豊富に含まれています。
このカリウムが体内に溜まっている余分な塩分の排出サポートに役立ちます。
つまり、むくみ予防効果が期待できます。

体内に取り込まれたはちみつは酸性からアルカリ性に変化し、乱れた食生活、睡眠不足、ストレスなどでドロドロになった血液を「血液サラサラ状態」へとコントロールしてくれます。
つまり、血流改善により血中のコレステロール値を下げてくれます。

含まれているビタミンB群やミネラルが、健康的な皮膚や粘膜を維持するので、ダイエット中の食事制限やそれに伴うストレスによる肌荒れ対策にもなり、美肌効果も期待できるのです。  

腸内環境を整える

  はちみつに含まれている亜鉛は、便秘や胃炎、腸内環境の改善、予防にも役立ちます。

私たちの体は、亜鉛を必要としています。
ツヤツヤな肌や髪を手に入れたい人、ちょっとした体調不良にも亜鉛を摂る事をおススメします。

亜鉛は、主に骨格筋・骨・皮膚・肝臓・脳・腎臓などにある成分で、タンパク質の合成に関わる酵素の材料として使われます。

人間の体に必要とされる必須ミネラル16種のうちのひとつですが、体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要があります。不足するとさまざまな症状を起こすことがあります。

亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役目を持っているのです。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」においても推奨されています。

また、ビフィズス菌の餌であるオリゴ糖を含んでいるため整腸作用が期待できます。
便秘や下痢の症状があるとき摂取するとよいのは、オリゴ糖で腸内ビフィズス菌を増加させ、グルコン酸で腸内環境を整えるからです。  

殺菌効果

はちみつの高い殺菌効果は、喉の痛みや咳止め、口内炎に効くという話を聞いたことがあるかもしれません。

はちみつは、古くから、食べるのみならず、傷薬として用いられ美容にも使われていました。これは殺菌力が含まれていたから他にありません。また、はちみつはカビや細菌が繁殖できないこともあり、適切な環境にあれば半永久的に腐ることもないのです。

はちみつはブドウ糖酸化酵素というものを含んでいるのですが、この酵素がブドウ糖を過酸化水素やグルコン酸といった物質へ変換します。
そして変換されたそれらの物質は各々、強力な殺菌作用を持っています。そのため、はちみつそれ自体が著しく強力な殺菌作用のある食材となります。はちみつの殺菌力は風邪の菌に対しても当然効果を発揮します。

特に、喉の違和感を感じるような風邪のひきはじめの時に意識的に取り入れるなど、風邪をひいてしまって早く治したいときや食欲のないときなどにも摂取したい頼りになる効果的な食材となります。

口内の悪玉菌の繁殖が原因で起こる口内炎や口臭は、はちみつを舐めることで軽減されます。
そして、口内環境を良くするなど治すことに一役買ってくれる可能性があります。
はちみつの持つ抗菌作用や成分は虫歯菌の繁殖を抑制する効果があります。

食べるサプリメントとして

 白いキルギスハニーは、栄養価が高く万能型のはちみつとされています。これは、生活習慣病予防や、二日酔いや花粉症の予防、改善以外にも様々役立つものであり、快適な毎日を送ることができるからです。

2018年1月23日【名医とつながるたけしの家庭の医学】というテレビ朝日の人気番組内において、ある毒素の話が出ていました。
その毒素というのは、認知症の原因の一つになる誰もが体内に持つLPSです。

「その毒素LPSが異常に増えて細胞に炎症を引き起こした結果、脳細胞を死滅させる」という論文発表についての話でした。
そのLPS細胞の増加を抑え込むことが認知症予防になるので、はちみつが効果的だというのです!

はちみつはその抗菌力や数々の酵素で古来より医薬品として重用されてきましたが、口腔ケアと認知症の予防にはちみつを毎日、食べることを勧めていました。

はちみつの持つ様々な効果は、45度以上に加熱していない天然の生はちみつだけから得られます。
瓶詰の生産性向上のために、はちみつが緩くなるまで加温すると、天然はちみつの成分は死活します。

「非加熱・天然・生のはちみつ」の国内流通量は、非常に少なくはちみつ商品の表示は、加熱も非加熱も関係なく「純粋はちみつ」としか記載できないので、見つけにくいものになっています。完全無農薬で非加熱のはちみつが、白いキルギスハニーです。

また、はちみつに多く含まれているカリウムにより体内の余分な塩分が排出されるため、高血圧の予防効果や、複合作用から造血作用が期待され貧血予防にもなります。
※1歳未満のお子様は免疫力が低いため、はちみつを食べさせないようにしましょう。

キルギスハニーが今すごい!恐るべきその効果とは? | 九十九座